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@seki
Created January 25, 2015 15:22
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for OSX. It will give my talk to you using Kyoko.
rate = 210
while line = gets
line.chomp!
puts
if line.empty?
sleep(0.7)
next
end
puts(line)
IO.popen("say -r #{rate}", "w") do |say|
say.puts(line)
end
end
ここでは私が実践している、ちょっと良いプログラマーになるためのコツを紹介します。
まるで「理想のプログラマー」のように仕事をするための、簡単なアイデアです。
チームでプログラミングするお仕事に就かれているみなさんが、このアイデアできのうよりも気分よく過ごせるようになれば幸いです。
多くの達人が「理想のプログラマー」とはどういうものか、よいプログラマーのあるべき姿、立ち振る舞いを説いてきました。
おそらく、みなさんも達人たちが理想のプログラマーについて書いた文章を読まれたのではないでしょうか。
そして達人たちの示す理想のプログラマー像を想像してそんな人物になろうとしましたよね?
みなさんは実際にそうなれたでしょうか。
その振る舞いを実践するのは、ちょっと難しかったりしませんでしたか?
「理想のプログラマー」といった「理想の何か」になるために、本来の自分を変えて別な自分になる必要があります。
しかし、「変身」は痛みを伴うものです。
本当に理想のプログラマーになろうとすると、あなたの本来の性格や価値観、信条と衝突してしまうことも少なくないでしょう。
私は本来「アーティスト」としてのプログラミングが大好きで、自己顕示欲を満たすために行動しています。
あまり知られていない問題をちょっとおかしなやり方で解決して、自分の尊敬する人に自慢するためにプログラミングしたいのです。
私は長い間、「アーティストモード」の自分と「会社員モード」の私のプログラミングを使い分けてきました。
一時的に別のロールをこなしたり思考パターンを取り替えたりするときに「帽子をかぶる」と表現することがあります。
私は「帽子」を使って本来の私と会社員の私のコンフリクトを回避してきました。
この「帽子」の領域と時間を拡張して、いっそのこと「理想のプログラマー」を演じてしまうというのはどうでしょう。
理想のプログラマーを体験する、ロールプレイングゲームです。
会社でプログラミングしているあなたを例に考えてみましょう。
あなたはお仕事中、9時から18時までの間だけあなたのチームの「理想のプログラマー」の役を演じます。
自分の技量を超えたプログラミングを演技することはできませんが、より重要な「立ち振る舞い」についてなら演技できそうです。
あなたの想像する「理想のプログラマー」だったら今この局面でどう振る舞うだろう、
この問題に気づいたらどうするだろう、
同僚のあの態度に対してどう発言するだろうと
想像しながら「理想のプログラマー」を演じるわけです。
本来のあなたなら気付いても放置していた問題も、理想のプログラマー役のあなたは、見逃すこと無く、適切に対応することでしょう。
勤務時間中は理想のプログラマーのふりをする。それがあなたの仕事なのです。
ところで、理想のプログラマー像はどこからやってくるのでしょうか。
出発点は本に書いてあるような人物かもしれません。
しかし、あなたが職場で演じなくてはならないのは「あなたのチームの」理想のプログラマーです。
「あなたのチームの理想のプログラマー」はあなたのチームで作らなくてはなりません。
チームの価値観はチーム内でおこるさまざまなイベントとそれに対するメンバーの反応、つまり、たくさんの、状況とよい判断の集合で作られます。
メンバー各人(あなたもその一人)がその判断が良い/悪い/気に入らないなど、一つ一つに対し、フィードバックを行うことで、徐々にチームの価値観が醸成されます。
つまりチームへの関心がチームの価値観を作り、そしてあなたのチームの理想のプログラマー像をあなたの心に浮かび上がらせるのです。
仕事だから仕方なく「チームにフィードバックする」と思うと気も楽ですね?
お仕事中は淡々と理想のプログラマーを演じてみましょう。
本来の自分を変えるより、ずっと簡単です。
迷ったら仕事だと思って、あきらめて演じてください。
だって、仕事でしょう?
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