Intel Rapid Storage TechnologyによるRAIDが動いているウィンドウズ機に、Ubuntu 14.04LTSを入れ、デュアルブートにする。
簡単にはいかない。 試行錯誤した結果、重要な点。
- swapパーティションを作らずにインストールする。
- 「/」用に作ったパーティションがドライブのように見えるエントリが有るので、ここにブートローダをインストールする。
- インストール完了後、再起動せずに、「Boot Repair」等でブートローダを修復する。
- 最後にswapパーティションを作って追加する。
ウィンドウズ側でパーティションを縮小し、空き領域を作っておく。
インストーラCDで起動する。 「Try Ubuntu」をクリックすると、デスクトップが現れる。 何かと使うのでTerminalを開いておく。
% sudo bash
# ubiquity
インストーラが起動する。 「Continue」で進める。 インストール先の選択では、自動を選ばず、手動で進める。
「/
」パーティションは普通にext4で作成する。
たとえば論理パーティション5番とか。
swapパーティションは作らず、その分の空き領域を残しておく。
あるいは、パーティションではなくswapファイルを使う手もあるだろう。
swapパーティションを作って進めると、タイムゾーン選択の画面に行かず、失敗する。
どういうわけか、パーティションと同じ名前のドライブも認識されている。
たとえば、RAIDドライブが「/dev/mapper/isw_????????_Volume0
」の場合。
/dev/mapper/isw_????????_Volume0
/dev/mapper/isw_????????_Volume0p1
/dev/mapper/isw_????????_Volume0p2
/dev/mapper/isw_????????_Volume0p5
/dev/mapper/isw_????????_Volume0p1
/dev/mapper/isw_????????_Volume0p2
/dev/mapper/isw_????????_Volume0p5
このように、パーティションとドライブの両方にVolume0p5が現れる。 このうち、後者ドライブとして認識されている方にブートローダをインストールする。
このあとインストールを進める。 最後の画面では再起動はせずにインストーラを終了する。
Boot Repairでブートローダを修復する。
# add-apt-repository ppa:yannubuntu/boot-repair
# vi /etc/apt/sources.list.d/yannubuntu-boot-repair-trusty.list
テキスト中「`trusty`」となってる部分を「`saucy`」に変更する。
# apt-get update
# apt-get install boot-repair
Postfixうんぬん聞かれたら「No configuration」を選ぶ。
# boot-repair
ちょっとめんどくさい作業を要求されるが、全て従う。
あとはswapを追加する。