shellのリダイレクトメモ

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shell リダイレクトのメモ

リダイレクトについてメモってく

環境

zsh 5.5.1

ファイル記述子(ファイルディスクリプタ)

とにもかくにもこいつがでてくる
ファイル記述子(ファイルディスクリプタ)とは。 下記抜粋

• IT用語辞典

→プログラムがアクセスするファイルや標準入出力などをOSが識別するために用いる識別子。 0から順番に整数の値が割り当てられる。

• Wikipedia

プログラミングにおいてファイルへの参照を抽象化したキーである。

コマンドの入出力の分類は下記のとおり ※括弧内はデフォの入出力先

• 標準入力：コマンドに渡す入力（キーボードから入力した文字列）
• 標準出力：コマンド成功時の出力 （ 画面）
• 標準エラー出力：エラー時の出力 （画面）

入出力にはOSが識別するために 番号が振られてる。 それがファイル記述子？

番号	出力先
0	標準入力（stdin）
1	標準出力（stdout）
2	標準エラー出力（stderr）
n	任意の入出力先

リダイレクトの記述

[N] はファイル記述子→ 省略可。 デフォルトは 入力の場合 0:標準入力 、 出力の場合1:標準出力

[N]< File : 入力のリダイレクト

• Fileの内容を N で読み込める。

[N]> File : 出力のリダイレクト

• 多分一番使ってるやつ
• ファイルが存在しなかった場合は新規作成
• command > File は command 1> Fileの省略形だったというわけだ

[N]>> File : リダイレクトによる追加出力

• > と同じだけど追記モード

&> File, >& FIle : 標準出力と標準エラー出力のリダイレクト

• 標準出力(ファイル記述子1)と標準エラー出力(ファイル記述子2)の両方を Fileに書き出す
• ファイル記述子の複製(出力)とごっちゃになって混乱するので &> File で覚えるほうがよさそう

&>> File、>>& File : 標準出力と標準エラー出力の追加出力

• 標準出力(ファイル記述子1)と標準エラー出力(ファイル記述子2)の両方を Fileに 追記モードで書き出す

[N1]<&N2 : ファイル記述子の複製(入力)

• ファイル記述子N1(入力)に ファイル記述子N2を複写する

[N1]>&N2 : ファイル記述子の複製(出力)

• ファイル記述子N1(出力)にファイル記述子N2をを複写する
• よく見る 2>&1 は 標準エラー出力（stderr）に標準出力（stdout）を複写してるてこと

リダイレクト色々

こんなファイル用意する

echo "stdout" >&1
echo "stderr" >&2

出力捨てる

$ bash redirect.sh &> /dev/null

$ bash redirect.sh > /dev/null 2>&1

標準エラー出力をファイルにリダイレクト

$ bash redirect.sh 2> error.txt
stdout
$ cat error.txt
stderr

小ネタ

# こんなファイルがある
$ ls
hoge
$ cat hoge
(´･_･`)

## <hogeでファイル出力
$ <hoge
(´･_･`)

## <hoge>foo でhogeを複製できたり
$ <hoge>foo
$ ls
foo  hoge
$ <foo
(´･_･`)

その他メモ

• リダイレクトは記載した順番、左から右へと順番にファイル・ディスクリプターの参照を更新していく。

thanks

• bash: 標準出力、標準エラー出力をファイル、画面それぞれに出力する方法 - Qiita