同じ方法が$\text{Xe}\LaTeX$では利用可能だと思いますが、他の実装(
LuaLaTeXなどではfontspec
パッケージを利用して利用するフォントをかんたんに指定することができる
\usepackage{fontspec}
\defaultfontfeatures{Ligatures=TeX}
\setmainfont{HaranoAjiMincho}[
ItalicFont = {IBM Plex Serif Italic}, % フォントの種類ごとに細かく指定する
\setsansfont{HaranoAjiGothic}[
AutoFakeSlant=0.2 % 日本語フォントで擬似的にItalicを再現する
]
\setmonofont{Latin Modern Mono}
\setmathfont{Latin Modern Math}
-
$\text{lua}\LaTeX$ を利用している - Linux環境で$\LaTeX$を利用している
- (宣伝) so298/texlive-ja-devcontainer-template にLaTeXが使えるdevcontainerのテンプレートを用意しているのでぜひ使ってください
- TeXLiveを利用している
fontspec
パッケージでは基本的にシステムでインストールしているフォントは利用できる。また、ctanからインストールしたフォントも利用することができる
tlmgr
コマンドでCTANにあるフォントを追加できる
この方法で追加されたフォントはkpsewhich -var-value=TEXMFDIST
で得られるパスの下にインストールされる
# tlmgrでインストールされているフォントを確認する (かなり多いので注意)
find $(kpsewhich -var-value=TEXMFDIST)/fonts -type f \( -name "*.otf" -o -name "*.ttf" -o -name "*.pfb" -o -name "*.tfm" \) | less
Linuxのシステムのパッケージマネージャ経由で追加したfontを利用することができます。 例えば、Debianではこちらから利用可能なフォントを検索できる
また、fc-list
コマンド(Debianではfontconfig
パッケージを追加で利用可能)でインストールされているフォントを調べることができる
$ fc-list :family
/usr/share/fonts/truetype/dejavu/DejaVuSerif-Bold.ttf: DejaVu Serif:style=Bold
/usr/share/fonts/truetype/dejavu/DejaVuSansMono.ttf: DejaVu Sans Mono:style=Book
/usr/share/fonts/opentype/noto/NotoSerifCJK-Bold.ttc: Noto Serif CJK SC:style=Bold
/usr/share/fonts/opentype/noto/NotoSerifCJK-Bold.ttc: Noto Serif CJK TC:style=Bold
...