Windows での Ruby ビルド環境を構築してみた。
更新履歴
- (2015/11/21) GnuWin32のsed,bisonを入れる方法から DevKit を入れる方法に変更 (thanks @naruse)
RubyのビルドにRubyが必要なので、Windows用Rubyバイナリ(2.2.3)をインストールする
「Rubyの実行ファイルへ環境変数PATHを設定する」に チェックを入れる。C:\Ruby22-x64
にインストールしたものとする。
同じサイトから DEVELOPMENT KIT こと DevKit をダウンロードしてインストールする。 Ruby のビルドに必要な sed、bison や、MSYS 環境がついてくる。
C:\devkit
に解凍したものとする。コマンドプロンプトを起動して、
cd C:\debkit
ruby dk.rb init
# config.yml
ruby dk.rb install
システム環境設定の詳細から C:\devkit\bin に Path を通しておく
2015 だとエラーが出た。まだ対応してないそうなので、2013 を入れる。
通常のコマンドプロンプトではなく、開発者コマンドプロンプト for VS2013
を起動する。vcvarsall.bat
とやらを実行して nmake などへのパスを通すなどしてくれるらしい。
C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 12.0\Common7\Tools\Shortcuts
にあるはずだが、検索したほうが早いかもしれない。
いよいよ git clone してビルド。git は Git for Windows をインストールして Path を通すなどしておけばよい。ビルドそのものには必要ではないので割愛。
git clone -b trunk https://github.com/ruby/ruby
cd ruby
win32\configure --prefix=C:\opt\ruby-head
nmake
name install
エラーが出なければ成功。試しに logger のテストを流すにはこう
nmake test-all TESTS="test/logger/test_logdevice.rb"
ただ、zlib や openssl を入れてないので、gem install すら動かせられないはず。それらについてはまた今度。
これで動作確認できるぞ!