原文: https://www.lightbend.com/blog/on-the-future-of-play-framework
TL;DR - 私たちは、Lightbendではない、Play Frameworkのこれからの開発に責任を持つ、コミュニティ主導の組織を作ろうとしています。。
Lightbend（旧Typesafe）をMartin Odersky教授と一緒に始めてから10年以上にもなりますが、オープンソースソフトウェア（OSS）はずっと我々の活動の中核でありつづけています。OSSの変革力と、私たちの製品であるScala、Akka、Playなどを取り巻く素晴らしいコミュニティがなければ、Lightbendは存在しなかったと言っても過言ではありません。
ソフトウェアをオープンに構築し、自分の仕事を誰もが見て判断できるようにすることは、少なくとも最初は怖いことですが、とてもやりがいのあることです。OSSは、プログラミングに対する情熱や喜び、好奇心、創造性、変化への衝動を共有できる仲間と、バックグラウンドや性別、市民権、民族、政治的価値観などの一切合切に関係なく、クレイジーなアイデアを試したり、より高いレベルに到達しようとしたりするには最適な場所です。うまくいくときは、まるで魔法のようなのです。私はOSSのおかげでできるようになったこと、学んだこと、経験したこと、そしてOSSを通じて築けた長年にわたる友人関係にも感謝しています。
Lightbendは、新興のクラウド（マルチコアと分散システム）のために、可能な限り最高のOSS開発プラットフォームとツールを構築するというビジョンのもと、特にマイクロサービス、ウェブアプリケーション、ストリーミングデータシステムをターゲットとしてスタートしました。AkkaとScalaから始まったこの探求では、Play Web Frameworkを追加しました。これは、強力な非同期およびノンブロッキングストーリーを持つAkkaの上に構築されたもので、スタックに追加するには素晴らしく自然なことでした。
Playは瞬く間に、JavaとScalaによるフルスタックアプリケーションのための最も愛され、使用されるWebフレームワークの1つに成長し、大規模で情熱的な開発者コミュニティが存在します。Playは、ウェブ開発にReactive原則を導入する上で重要な役割を果たし、全体的な開発者の体験に関しては、ウェブフレームワークの限界を押し広げました。長年にわたり、PlayはAkka Platform（旧称：Lightbend Reactive Platform）の中核としてLightbendの全体的な戦略において重要な役割を果たしており、顧客からは、フルスタックのアプリケーションを上から下までリアクティブな方法で構築できると大変好評です。
しかし、顧客や業界全体の大半がクラウドに移行したため、私たちは、私たちのコアコンピテンシー、私たちのDNA、私たちがこの会社を設立した理由である、分散システム、クラウド、新興のエッジエコシステムのための最高の開発者向けプラットフォームとエクスペリエンスの構築に、より一層注力するようになりました。これは、Akkaの価値である、低レイテンシーかつ高スループットのリアルタイムデータと、信じられないほど高いレベルのスケーラビリティ、信頼性、可用性を組み合わせた製品であり、プログラム言語に関係なく、サーバーレスでシンプルかつ大規模な宣言型の開発者体験をパッケージ化したものです。
これらのことから、私たちはこれまでと同様にOSSに情熱を注いでいますが、Playプロジェクトの世話係やメインの開発者になることはもうできません。これは、Playが死んでしまったということではなく、Playから移行すべきということでもありません。Playは揺るぎなく、毎月何十万人ものJavaやScalaの開発者に利用されています。Playは今日のアプリケーションやWeb開発に非常に適しており、情熱的で有能なコミュニティが存在するため、今後も長く利用できるでしょう。
私たちLightbendは、物語の中の私たちの章を書き終え、次の章をコミュニティとOSSの力に託しているところです。もしあなたがPlayを愛し、その将来を気にかけているのであれば、参加して手助けしてください。私が言ったように、それは非常にやりがいがあり、楽しいことです。
私たちは、Playコミュニティの貢献者とともに、Lightbendの外でPlayの将来の開発に責任を持つ、コミュニティ主導の組織を作るつもりです。これは、毎月お金を寄付してくれるスポンサーと、Playのコードベースやプロジェクトの管理に労力を割いてくれるコントリビューターが集まらないと実現できません。スポンサーとコントリビューターが協力してPlayの未来を形作るために、Playの運営委員会を設立することになるでしょう。
個人として、または企業としてのあなたの雇用主が、この旅に貢献したいとお考えでしたら、ぜひ play-team@lightbend.com までご連絡ください。
あなたがどのように参加したいかを教えてください。
Playはあなたを必要としています。