Created
September 1, 2015 15:58
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MUSIC HACK DAY TOKYO 2015レポート
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今回のチームはkirinsan.orgであるものの、いつもと違うのは我らが神様であるヤヤネヒロコ聖下と、松尾(niu)先生の同僚であるジュン先生が加わった4人編成。 | |
### 企画会議 | |
##### 最初に決めたこと。 | |
前日のプレパーティーを抜け出し(音量デカすぎて話全く出来なかったです)、とりあえず神様以外の3人で飯を突きつつの会議。とりあえず一番最初に決めたことは一つ。 | |
うんこネタはやらない。 | |
これだけは絶対守ろうと。 | |
Open hack day 3で痛い目見たんですよね。うんこネタで。滑ったんで...うんこだけに。 | |
##### 具体案 | |
kirinsan.orgとしては初の無冠だったOpen hack day 3は何かと心の傷になっているので、僕個人としては割と今回はいつも以上に勝ちにこだわったものをつくりたいな、という思いはいつも以上に強かったです。 | |
(Spasiboとして出たSPAJAMの決勝で無冠で終わった悔しさもまあ当然) | |
音楽系縛りでAPIパートナー陣もあるのでとりあえずは音楽か楽器か、でスタートすることに。 | |
松尾先生は楽器がやりたげであったものの、そもそも我々以前音楽系ハッカソンでオタマトーンのMIDI化というモロな楽器ネタだったので、ここは音楽系でということで提供APIとの兼ね合いを考えつつ揉んでみた結果生まれたのが、今回の「人のプレイリストに割り込む」というアイデアです。 | |
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## 当日 | |
とりあえず予想通り神様は遅刻(ここまで含めた上での神様なので、良いのです)、事前のAPI発表を聞きつつ、アイデアの概要を全員で共有していきます。 | |
##### API発表と当日ブリーフィング | |
アイデアを固めていくにあたって、githubのwikiにAPIの雑感だったりアイデアを書いていきました。 | |
ちなみに[こんな感じ](https://github.com/kirinsan-org/mhdt2015/wiki/API%E8%A6%8B%E3%81%A6%E3%81%A6%E6%80%9D%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%A8%E3%80%82)です。非常にざっくり。 | |
そして肝心のindexにはこうあります。 | |
## 基本的な流れ | |
### 聴く人 | |
- 音楽を聴く | |
- 誰かに曲をインサートされる。 | |
- ふぇぇぇ | |
### 聞かせる人 | |
- 近くで使っている人を探す | |
- その人に曲をぶん投げる。 | |
- 遠目に反応を見てニヤる。 | |
このふぇぇの部分が神様的にはかなりツボだったようで、ことあるごとに神様がふぇぇと言っていたのが今回のある意味ハイライト。 | |
### 使用するAPI | |
作るネタがネタなので、音楽そのもののソースがやはり重要です。 | |
- Gracenote | |
- Spotify | |
- レコチョク | |
- Estimote | |
- Soundcloud | |
とりあえずこれは使おうと。 | |
ぶっちゃけ開発リソース的な問題からレコチョクの実装は危ぶまれていたのですが、割と1日目の早い段階であっさりと乗っていたので、このあたりは流石だなーと思った次第。 | |
estimoteは最後にnemimi APIの応用例としてお見せしたかったのですが、残念ながらbeaconとbaconというダジャレツイートに使われたのみであえなく実装を断念。 | |
##### ネーミング | |
いつもなるべく名前は早い段階でつけようと思っています。「〜〜〜〜のシステム」とか呼ぶのって愛着わかないので。その辺もあり早い段階で名前どうしようかと相談。 | |
実は行きの電車の中でmimiという名前を思いつき、これ良いなーなんて思っていたのでこのあたりで披露してみたところ、「寝耳に水なんだし、ネミミじゃない?」という神様のお言葉があり、個人的には「字面的に綺麗にならねぇなぁ」とか思っていたのですが、なんだかんだでロゴを起こしてみたりしたらしっくりきたので、この名前をいただくこととなりました。 | |
##### 開発開始 | |
分担は主にこんな感じ。 | |
- ジュン先生 | |
黙々とiOS版開発 | |
- niu先生 | |
黙々とサーバーサイド開発 | |
- ワシ | |
UIのデザインとWebベースでのプロトタイピング | |
- 神様 | |
神様 | |
神様枠の存在はこのkirinsan.orgの最大の特徴ですが、神様がちゃんとご飯食べてるという事実と神様が奇怪なことを言い出すということにniu先生と私はこの上ない安心感を得るわけなので、確実にチームに貢献しています。 | |
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### デザイン | |
この領域が今回も僕の担当です。このところ仕事でもデザインをやることがなくなってきたので、そういった意味でも久々のUIデザインです。 | |
#### テレパシーはできないんじゃない。できたらマズいから無効化されているのだ。 | |
高度化されたコミュニケーションツールは人間関係を壊しかねない。この仮説は僕がspasibo@SPAJAM東京予選で関わったpolariumでもあったように割と僕は本当だと思ってます。 | |
プレゼン時に発表され、チームメンバーはその時初めて名前を知った「ビートボール」という表示は、デザインの中で一番最初に手をつけられた部分です。この存在はnemimiを象徴している部分で、結果アイコンやロゴにのデザインにも反映されています。デザインの原点は、CDJの真ん中の部分だったり、石野卓球が自分の楽曲を主に133付近にする(こうするとレコードの1周がおよそ1小節になる)という話だったりといった主にクラブ文化がアイデアの原点です。 | |
例えばこれをバウンスさせる形でビートを表現してもいいんですが(実際としてビートが読みにくいという点からそういう声はあった)、ここで大事な点としては「大凡分かる」という点だったのかな、と。 | |
そもそもにおいて正確なBPM自体はGracenoteから取得できてしまうわけです。もし正確な表示が必要というのであれば、いっそBPMをそのまま表示するというのも一つの手だったわけですが、今回作っているのはDJソフトではありません。(ある意味で言えばそうですが) | |
ここで大事な点は、「この人たちはどんなノリ?」がある程度視覚できるか?と思っていて、その点ではちょうどいいバランスだったんでないかなと考えています。 | |
伝えすぎない。かといって伝え足りないこともない。この音楽体験に一番必要なものはなにか?それを考えた結果、UIは自ずと見慣れたスマートフォン用の音楽プレーヤーに似通ってきました。もちろん、ビートボールの部分を除いて。 | |
#### サービスをイメージさせるロゴを云々は無駄だ。人は黄色いmを見たらハンバーガーだと思う。そういう生き物。 | |
最初にmimiにしたかったのは、縦線しかないこんなロゴにしたかったからという半ば僕の趣味があった。こういうのを仕事でやると「これがMに見えない」だのなんだの言われるんですが、そんなこといったらダイエーの旧ロゴの文字のiには上に点がなかった。人はそれをdalelなどと読んだだろうか?否なんですよ。 | |
結局のところは最後は記号であり、それが読める文字であるかどうかなんて最終的にはどうでもいいと思ってるわけです。私は。 | |
(こういうことを言い出すデザイナでよければお仕事募集してます) | |
と、まあそんなことはさておき、結局mimiが微妙と言われた私はUIを先にやっていたわけですが、こうなってくるとこのビート表示を担う丸い点が非常に象徴的に思えてきます。これをロゴに取り入れたいな、と。 | |
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