Firefox には Cookie 周りの許可設定として幾つかある。
大区分として以下の2つに分けられる。
- デフォルト設定
- ドメイン毎の設定
- そもそもCookieを受け入れるか(チェックボックス)
- 全拒否:
network.cookie.cookieBehavior=2
- 全拒否:
- 3rd Party Cookie の設定(セレクトボックス, Bug818340 までは許可/拒否のチェックボックスだった)
- 許可:
network.cookie.cookieBehavior=0
- 拒否:
network.cookie.cookieBehavior=1
- 3rd Party Cookieは制限(既にCookieがセットされていたら許可)
:
network.cookie.cookieBehavior=3
(Bug818340 で追加)
- 許可:
設定は about:config 等からも可能でプロファイルディレクトリのpref.js
に保存される。
- 未設定(= デフォルト設定を使用)
- 許可
- セッション中のみ許可
- 拒否
- First Party Cookie のみ許可(既にCookieがセットされていたら許可)
- 3rd Party Cookieは制限(Bug818340 で追加)
設定はプロファイルディレクトリのpermissions.sqlite
に保存される。
###「First Party Cookie のみ許可」について
実はこれ、about:permissions へ行かないと設定できない。正確には about:permissions にしか設定UIがない。 また、about:permissions から設定して、設定ダイアログのCookieのドメイン別設定のダイアログへ行くと、設定値が全く表示されなくなるバグがある。同様にコンテキストメニューの「ページの情報を表示」も対応していなくて間違ったラジオボタンが選択される。 これに関してはバグ報告済み
Cookie の設定が可能なUIは3つある
- オプション・ダイアログ
- Tools(ツール) -> Options(オプション) の Privacy(プライバシー)タブ
- デフォルト設定
- ドメイン毎の設定は、Exceptions...(例外サイト)ボタンより
- First Party Cookie のみ受け入れの設定不可(バグ報告済み)
- 『「First Party Cookie のみ許可」について』参照
- ページのコンテキストメニュー -> View Page Info(ページの情報を表示) の Permissions(サイト別設定)タブ
- 該当ドメインの設定のみ
- 『「First Party Cookie のみ許可」について』参照
- about:permissions
- デフォルト設定
- 3rd Party Cookieは制限はBug837330にて追加予定。 このバグにコメントでオプション・ダイアログ側とページのコンテキストメニュー側にも追加してくれと頼んだ。
- ドメイン毎の設定
- デフォルト設定