FAT (File Allocation Table) は MS-DOS のファイルシステム。 フロッピーディスク向けに設計されているため、ファイルサイズやファイル名などに制限がある。 FATの制限を大幅に拡張したファイルシステムが exFAT である。
NTFS (NT File System) は Windows NT系の標準ファイルシステム。 exFATと比較すると、ファイルやディレクトリごとにアクセス権が設定可能となっている。
ReFS (Resilient File System) は、Windows Server 2012 で導入されたサーバー向けファイルシステム。 信頼性、可用性、拡張性の目標を掲げ設計されたが、NTFSの後継ではない。
ext (extended file system) は Linux 向けのファイルシステム。 ext, ext2 の後続である ext3 はジャーナリングファイルシステムを備えているため、 起動時にハードディスク全体の整合性を確認するスキャンの必要がなくなった。 ext4 では可変長ブロックが実装され、大きなボリュームサイズ(最大1EiB)と大きなファイルサイズ(最大16TiB)を扱えるようになった。
XFS (eXtents File System) は、シリコングラフィックスが同社のIRIXオペレーティングシステムのために開発したジャーナリングファイルシステム。 Red Hat Enterprise Linux 7 では、標準ファイルシステムとして XFS が採用されている。
ファイルシステム管理だけではなくRAID構成を管理するボリュームマネージャ機能も実装されている。
HFS+ (Hierarchical File System Plus) は、macOSで利用されているファイルシステム。
APFS (Apple File System) は、2017年にmacOS High Sierraのリリースで導入されたファイルシステム。 SSDに最適化されており、暗号化に重点を置いている。 また、クローンやスナップショットなども実装されている。