12/13(土) 第1回 Scala 関西勉強会.次の (1) か (2) のどちらかを予定.
前回の 9/20(土) 第4回 Scala関西ビギナーズ では,Scala 独習のためのツールとして無料で利用できるオンラインジャッジを紹介しました.
オンラインジャッジにはプログラムの実行時間について制限が設定されています. そして,Scala でオンラインジャッジに解答を提出する際の最大の難関が, この制限時間なのです.制限時間内に計算が終わらないことを, TLE (time limit exceeded) とよく言ったりします.
「速いアルゴリズムを選択している」 「実装も間違っていない」 「TLE」 「TLE」 「…」
Scala を使っているとこのような経験をしたことが何度かあるはずです.そんな TLE を繰り返していると,Scala が遅いのではないかと疑ってしまうかもしれません. しかし,Scala の速いところと遅いところとの勘をつかめば, Scala は Java と同じくらい速くなります.
この発表では,Scala でオンラインジャッジに提出するコードを例に, それほど速くならない Scala のコードと,その回避方法についておはなしします.
Scala は関数型プログラミングの考え方をとり入れているため, Java と比較してバグの少ないコードを書けると喧伝されています. バグが許されない分野といえばエンタープライズなのですが, なぜか Scala の事例が多く発表されているとは思えません.
エンタープライズ開発で Scala は本当に使えないのでしょうか?
この発表では,エンタープライズ開発の Java フレームワークとして標準化されている Java EE の最新版 Java EE 7 に焦点を当て,Java EE 7 を Scala で書けるかを実験してみます. 会場の Java EE 7 業務アプリプログラマのみなさまと Scala の Java EE 7 開発の可能性について考えられれば幸いです.
例題として次の書籍のサンプルを参考に, Scala で Java EE 7 を書いていく予定です.
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