lex_sample.l

/*
 * Cプログラムの行数を数え,
 * コメントを印字するプログラム
 */

/* ここから定義部 */

/* Cと同じ記法でここはコメントになります */

/* yaccと連携するためのmain関数を出力しないオプション */
%option noyywrap

/*
 * %{と%}で囲まれた部分は(間にスペースは入れちゃダメ)
 * そのまま出力されるファイルに反映されます.
 */

%{
  #include <stdio.h>
  int line = 1;
%}

/* マクロ定義 */

/* 解析中の状態を表すための定義 */
%state COMMENT

/* 定数定義もできる */
COMIN   \/\*
COMOUT  \*\/

/* ここまで定義部 */

%%

  /* ここから規則定義部 */
  /* 規則定義部では正規表現と区別するために
   * コメントはインデントの後から
   * 記述する必要があります.
   */

<INITIAL>\"[^\"]*\"   ;                              /* 文字列リテラルにマッチ */
<INITIAL>{COMIN}      {BEGIN COMMENT;}               /* コメント開始 */
<COMMENT>.            {printf("%s", yytext);}        /* コメントを印字.yytextにはマッチしたテキストが入っている */
<COMMENT>"\n"         {line++;printf("%s", yytext);} /* コメント内での改行.コメントを印字し,改行分行数を増やす */
<COMMENT>{COMOUT}     {BEGIN INITIAL;}               /* コメントを抜ける */
<INITIAL>.            ;                              /* コメント外のマッチ */
<INITIAL>"\n"         {line++;}                      /* コメント外で改行にマッチ.行数を増やす */


  /* ここまで規則定義部 */

%%

/* ここからはCコードの領域 */

/*
 * 今回利用するmainプログラム
 * 通常はyacc等と連携したりする場合が多いと思う.
 */
int main(void) {
  yylex(); /* lex処理の呼び出し */

  printf("\n%d lines read.\n", line); /* 処理後のカウントした行数を印字 */

  return 0;
}