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Vim script激動の時代

VimConf2015を終えて

VimConfは毎年11月前後に開催されます。これは、毎年11月第3木曜日に解禁される、ボジョレー・ヌヴォー (Beaujolais nouveau) と時期が近いことでも有名で、今年はとりわけ近く、ボジョレー・ヌヴォーの二日後が開催日となるはこびとなりました。ここで、ボジョレー・ヌヴォー販売業者からの評価を引用してみましょう (出展: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3 )

  • 2010年「2009年と同等の出来」
  • 2011年「100年に1度の出来とされた03年を超す21世紀最高の出来栄え」
  • 2012年「偉大な繊細さと複雑な香りを持ち合わせ、心地よく、よく熟すことができて健全」
  • 2013年「みずみずしさが感じられる素晴らしい品質」
  • 2014年「太陽に恵まれ、グラスに注ぐとラズベリーのような香りがあふれる、果実味豊かな味わい」
  • 2015年「過去にグレートヴィンテージと言われた2009年を思い起こさせます」

VimConfは2013年にはじまり、今年は第3回目にあたります。しかしながらVimConfにはその前進となるujihisa.vimというカンファレンスがあり、これは2010年から2012年までの3年間にわたって開催されました。

ボジョレー・ヌヴォーの2015年の評価によると、2009年を思い起こすようです。というわけで、ここで2009年のVim業界について思い返してみましょう。

VimConfやujihisa.vim以前のVim業界

2009年にすでにVimを本格的に使っていた人は当時のことをよく知っているかと思いますが、復習がてら様々なVim事情をここに羅列してみましょう。

Vim Hacksはkana, ujihisa, ukstudio, Shougo, thincaらによって2009年4月に開始しました。これは二日に一回のページで定期的に更新され、読者は日々モダンなVimの使い方を学ぶことができ、非常によく引用され続けるものとなりました。これは読者にとってのみならず、執筆陣にとっても学びのある日々でした。これをきっかけに、新たなVimプラギンが多く生まれることとなりました。

Vim Hacksが復活したきっかけはLingrの復活によるものが大きいでしょう。Lingrはそれよりずっと前から存在しており、Vim部屋で日夜Vimトークが切り広げられていましたが、一度Lingrそのものが閉鎖され、IRCに移ったころに会話の量がかなり減ることになりました。幸運にもvim-users.jpドメインの取得とそのサイトの運用などはコミュニティで継続しており、後にLingr 2.0が復活したときにスムーズに新しいLingrのVim部屋に移住することができました。

2009年はVimプラギン業界の激動の時代といえるでしょう。unite以外の現代も使われる大型プラギンの流れが一気にできた時代です*1。プラギンのインストールがvim.orgから手動ダウンロードやVimBallなどからpathogenに以降したのも大きかったでしょう (なおneobundleなどに通じるvundleの誕生は2010年後半を待ちます)。*2

なお個人的な話をすると、2009年春に私は大学院を修了し、6年ほど住んだ大阪を出て、いま住んでいるVancouverへと旅だったときでもあります。まだ当時はCivilization 5は発売されておらず、またMinecraftも誰も存在を認知していない時期でした。

以下のリンクなどから当時の雰囲気を感じることができます。

Footnotes

  • *1 Vim本体の進化の振り返りについては読者への課題とします。Vim script advent calendarであることを鑑みてこの記事ではプラギンとそのコミュニティの進化を主に取り扱うことにしました。
  • *2 なおVimJoltsというVimanaの流れを汲んだ別のプラギンもありました。
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