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2020年大阪大学基礎工学部情報科学科推薦入試の記録

2020年大阪大学基礎工学部情報科学科推薦入試の記録

私はこの入試で合格し、入学しました。GitHub Gistのお試しも兼ねて当時の記録を記します。

なお、この「推薦入試」という呼称は、文部科学省の方針により私が受験した2020年をもって廃止され、2021年以降は「学校推薦型選抜」と呼ばれているようです。

集合まで

基礎工学部の口頭試問は、豊中キャンパス基礎工学部の建物で行われた。

私の年(2020)では受験者がそれぞれの学科で前半後半に分かれており、私は前半で11:30集合だった(ちなみに後半は13:30集合)ので、以下の時刻は前半組に準じる。受付開始の11:10までは外で待つことになるが、表面の一部に氷が張ったイスで冷たい強風を受けながらとなる。とにかく寒い。ある意味この入試で一番の試練といえるかもしれない。しっかりした防寒具を用意しておくことを勧める。

待合室へ

受付が始まると、受験票を見せ、入試の一連の流れを書いた紙とリボンをもらい、携帯・電子辞書・音楽プレイヤーなどの電子機器すべての電源を切り、渡される封筒に入れ、ホチキス留めをされた後、カバンに入れる。以降、建物を出るまで封筒を開けてはいけない。リボンを胸辺りにつけて入室。

集合時刻まではトイレは自由。集合時間に一連の流れの説明があり、その後のトイレは挙手が必要(別に注目は浴びなかった)。試験に呼ばれるまで、電子機器の使用や周囲の迷惑となる行為を除けば何をしてもいい(教科書を見る、問題を解く、飲食するなどもOK)。 服装指定はないが ほぼ全員が制服 だった(私も制服で受験した)。

なお、試験には一番右の列から順番に20~30分おきに呼ばれる。学科は混在。なお、これ以降試験が終わるまでトイレ休憩はできない(説明書の感じだと失格にはならないが、トイレ分の時間延長はできない)。

資料閲覧室(問題を解く部屋)へ

呼ばれると列で移動(3分)し、閲覧室の誘導された席に着き(2分)、説明を受ける(5分)。(ちなみにこの細かい時間は説明書に明記されている。この記述要る?w)机の上には 受験学科のアドミッションポリシー、問題(裏返してある)、メモ用紙(2枚) が置いてある。全てサイズはA4。書き込んでいいのはメモ用紙のみで、その他はラミネートされている。筆記具は備え付けのものを使用する(消しゴムは使い古された感じだった)。型が残ってしまうので、ラミネートの上に重ねて解くのはダメ。

2枚のメモ用紙はまったく同じもので、受験番号欄、解説する問題番号欄(1問)、他に興味を持った問題番号欄(1問) がある。この欄が結構スペースを取っているので、解答などは白紙となっている裏面に書くことになる。問題の解答時間は20分間。(途中で問題を変えてもいい。後述するがアドミッションポリシーは面接室にも置いてあるので、ここで暗記する必要はないと思われる。)

面接室へ

終わったらメモ用紙のみをカバンに入れ、1人1人に割り当てられる担当者に連れられ各々の面接室に行き、しばらく待機してから入室する。(ノックしたのはその人だったので、多分ノックの作法とかは要らない。)

前半約10分がいわゆる普通の面接、後半約10分が問題解説。問題解説では先ほどのメモを使用でき、机上にアドミッションポリシーも問題も置いてある(なので資料閲覧室で暗記する必要はない)。使いたければ黒板も使える(私は使わなかった)。

待合室(はじめとは違う部屋)へ

終わったらメモ用紙を置いたまま、待合室に移動する。ここでもルールははじめの待合室と同じ。休憩や昼ご飯(時刻的にこれは前半組のみ)の時間に当てることもできる。順番によっては1時間くらいある場合もあるので、問題集などを持って行ってもいいかも(まあ体力が残っていればの話だけど)。

解散

全員揃ったら(14:30前後)玄関まで誘導され、解散となる。

出題内容(概要)

  1. 板を縦に曲げるのと、横に曲げるのとでは、縦のほうが曲げにくい。なお、このとき中央図の QR が曲がらない点となる。曲げにくい理由を力のモーメントなどから力学的に考えよ。右図のばねのモデルも与える。

  2. 媒介変数表示 x=f(t), y=g(t) で与えられる曲線上を点 P(x,y) が動く。 f(t), g(t) を時間 t の関数としたとき、 t=a から t=b の間に点 P が動く道のりを与える公式を記し、なぜそうなるかを示せ。

  3. アボガドロ定数を求める実験として適切なものを考えよ。

  4. 国際宇宙ステーションでは、資源の循環が行われている...みたいな前置きののち、人が1日あたり消費する酸素、飲料水、食料(?)の量と排出する二酸化炭素、水蒸気、排泄物(?)の量が与えられ、適切な資源循環の方法(?)を考える。←情報量が多すぎてさすがに覚えられなかった。うろ覚えです。

面接内容(概要)

もちろん、面接官によって違う可能性は大いにある。留意してほしい。

前半(いわゆる普通の面接)

  • なぜこの学科を志望したか
  • アドミッションポリシーのうち自分はどれに最も当てはまっていると考えるか

(ここまではマニュアル通り?手元の冊子を読んでいるようだった)

  • コンピューターに興味を持ったというが、そのきっかけは何か
  • (自己推薦書に書いた)パソコン甲子園とはどんな大会か
  • 様々なソフトを作ったというが、過去に作ったソフトの中で自信作は何か
  • 素因数分解ソフトを作ったというが、そのアルゴリズムはどのようなものか(どうも数学的な解説を望んでいたらしい)
  • 将来のキャリアとして、望む姿はあるか
  • (NTTのような大企業と答えたが、)それは単に大企業に就きたいから?何かそこでしたいことがあるから?
  • 得意な教科は何か
  • 大学生活をどのように充実させていきたいか

結構質問があるように見えるが、実際はかなり間も取りながらゆったりとした感じだった。散々そらされてから戻されるとか、途中で割り込んでくるとかもなかった。また、この内容からすると、現在のコンピューターの知識・能力を求めているというよりは将来性を求めているように感じる。なお、自己推薦書やそれまでの回答に答えがあってもマニュアル通り(?)聞かれる。多分そのまま答えればいい。

後半(選んだ問題の解説)

私は1を選んだ。面接官の反応を見ると、少しレアな選択だったのかも。(まあ普通は2選ぶよね)

私は、力のモーメントが(基準からの距離)x(力)であることから、ばねモデルで考えると縦のほうがばねの弾性力による力のモーメントが大きくなるが、手で持つ点は同じなので手の力による力のモーメントは変化しないので、曲げにくくなる、と論じた。

結果、以上の論の部分に誤りはないが、横にすると狭まることで「ばね」が減るのでばね定数はa/h倍という定量的な解説法を考えると、手による力のモーメントは奥行きによって変化する可能性があり、それについても論じるべきとのことで、ここからそれについて考えることになった。ある程度助言などから近いところまではいった(らしい)が、結論には達しなかった。答えとしては、どうも積分を使うらしい。

私の場合、これで時間をすべて使い切り(というか若干超過して)、「他の興味を持った問題」について聞かれることはなかった。

Appendix

多くの人がJR大阪から阪急大阪梅田への乗り換えをすることになると思われるが、大阪駅は梅田ダンジョンとも呼ばれるらしく、大阪に慣れているなら別だが初見では相当厳しいと思われる。石橋阪大前から基礎工学部の建物までの道(意外と長い)と合わせて、事前にサイトやストリートビューで下見しておくとスムーズにいける。

面接室以外、他の学科の人と一緒に行動する。出題内容があまり情報科学っぽくないので、問題は全学科共通だったのかもしれない。

なお、合格発表があってからは尋常じゃないぐらいせわしない。2月12日17時に合格発表、翌日に資料が郵送され、学生証用の写真撮影、入学金の振込、第二外国語の希望(第4希望まで)を決定し、それらを2月17日17時必着で発送する必要があった。なぜここまで急かすのだろうか...

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