Rails CI using Ruby master branch

gistfile1.md

RailsのRuby masterブランチでのCIについて複数回聞かれたのでメモしておきます。

Rails 7.2で予定される変化

• Rails main branch 7.2.0.alpha で Ruby 3.1.0 を要求するようになった rails/rails#50491

• 従来はメジャーバージョンが変わる時だけrequired_ruby_versionをあげていた(https://github.com/byroot/rails/commit/6487836af8f50648a9b30ce61864c827132e5592 )が、そのルールだとRails 7.2ですでにEOLになっているRuby 2.7への対応が必要になる

Rails CIとRubyバージョン

リリースされているRubyバージョン(3.1, 3.2 and 3.3)でのCI

• commitごとに実施されている https://buildkite.com/rails/rails/builds?branch=main

• 利用しているDockerイメージ https://hub.docker.com/_/ruby にあるruby:3.3, ruby:3.2,ruby:3.1

開発中のRubyバージョン(ruby 3.4.0dev)でのCI

• デイリー(日本時間の午前9時)で実施されている https://buildkite.com/rails/rails-nightly

• 利用するDockerイメージ https://hub.docker.com/r/rubylang/ruby/ にあるrubylang/ruby:master-nightly-jammyとrubylang/ruby:master-debug-nightly-jammy rubylang/ruby:master-nightly-jammyはYJIT有効と無効にしている。 Rails 7.2からアプリケーションとしてはYJITが有効になるようになった　rails/rails#49947 が、フレームワークとしてのテストは今の所別扱い