用語 | 別名 | 意味 | 出典 | 備考 |
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Authenticated Transfer Protocol |
atproto[1], |
非中央集権型アプリケーションにおける情報の保管と通信を担うプロトコル |
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PDS |
Personal Data Server |
ユーザの情報を保持し、クライアントとの通信を担うサーバー |
将来的にはサービスとしての機能を完全に分離する展望 参考 |
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relay |
複数のPDSをクローリングして情報を収集するサーバー |
bigskyという公式実装が存在する |
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App View |
appview, |
BGSが集めた情報や他appviewを使って何かしらの出力をPDS等に提供する処理、またはそれを行うサーバー |
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moderation service |
labeler |
labelの生成・付与などモデレーション関連の処理を提供するサーバー |
PDS/appviewからreport処理を委託されるものと3rd-partyのものが区別されているかは不明 |
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firehose |
巨大なストリームを指すジャーゴンで、atprotoでは特にサーバ上の更新全てを含むストリームを指す |
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big-world |
relayを含めた通信や、そのネットワーク |
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handle |
domain name, DNS name |
DNSで解決可能な形式のユーザー識別子 |
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application |
service? |
(特にプロトコルの文脈で)com.atproto以外のlexiconやそれを処理するロジック? |
appview+クライアントがユーザーに提供するもの、くらいの認識でいいかも |
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lexicon |
ATP上のサービスで使うAPIやデータ型を定義したJSON Shema |
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DID Placeholder |
did:plc[5] |
ATPのために作られたDIDメソッド |
将来的にはplaceholderという名前を変えて続けると言われている |
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signing key |
repositoryの署名に用いる秘密鍵、またはその検証に用いる公開鍵 |
PDSが管理する |
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rotation key |
did:plcで使用する、DIDドキュメント更新が可能な鍵ペア |
複数存在が可能 |
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recovery key |
rotation keyの内、鍵流出等の非常事態にのみ使用するペアの非公式名称 |
古い仕様におけるrecovery keyと役割は同じだが、DIDドキュメントに含まれない等の差異がある点に注意 |
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repository |
repo |
PDSが管理する、ユーザー1人の情報全てを履歴込みで集約したもの |
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record |
block[6] |
repositoryにおけるデータの保存単位で、lexiconで定義された型を持つCBOR |
Blueskyではpostやlikeを表す |
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blob |
binary large object |
postに添付された画像などのバイナリデータ |
recordから参照されはするがrepositoryには含まれない |
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collection |
repositoryの中で同じ型のrecordの集合 |
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commit |
特定時点のrepository |
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TID |
Timestamp ID |
タイムスタンプから生成した文字列 |
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rkey |
collection内におけるrecordの識別子 |
通常はTIDを使うが、それ以外も許す |
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XRPC |
lexiconで定義された処理を呼び出すためのHTTPリクエスト形式 |
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NSID |
NameSpaced ID |
lexiconで定義されたAPIやデータ型を示す識別子 |
逆ドメイン名で表される |
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label |
repositoryに含まれない、recordについたメタデータ |
通報に対してPDS管理者が付けたり、big-worldのlabelerが独自のロジックで付けたりする |
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entryway |
PDSへのproxyを行うサーバで、複数PDSを単一サーバに見せることができる |
bsky.social がこれ |
用語 |
別名 |
意味 |
出典 |
備考 |
small-world |
PDS同士の直接通信や、そのネットワーク |
今後PDS間通信が実装されるかは不明 |
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name server |
handleを保証するサーバー |
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head |
repositoryの内で最新のcommit |
用語 | 別名 | 意味 | 出典 | 備考 |
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Bluesky |
ATPを生み出したプロジェクト、またはそれを行う法人、またはapp.bsky lexiconを使ったATP上のSNS |
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DID |
decentralized identifier |
W3C仕様に従う、複数のマシンやサービスから参照可能な識別子 |
永続的なユーザー識別子として使われる |
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IPLD |
InterPlanetary Linked Data |
データの保管場所に依存しない参照を実現する分散型システム向けデータモデル |
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CID |
Content IDentifier |
コンテンツ自身のハッシュを使った識別子 |
主にIPFSで使われる |
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CBOR |
Concise Binary Object Representation |
JSONのような構造を持つバイナリデータ形式 |
ATPの文脈では通常IPLD用サブセットであるIPLD-CBORを指す |
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CAR |
Content Addressable aRchives |
IPLDにおけるアーカイブ形式 |
sync系API等で扱う場合がある |
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Merkle search tree |
MST |
KVSから決定論的に構築される、検索可能なハッシュ木 |
ATPではrkeyをkey、recordのCIDをvalueにしてrepositoryを構成する |
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Authenticated Data Experiment |
ADX |
ATPの古い名前 |
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PLC server |
PLC, plc.directory[7] |
did:plcのレジストリとしてDIDを管理するサーバー |
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feed generator |
フィード(bskyの投稿の列)を出力するサーバー |
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Ozone |
redsky |
公式のPDS/Appviewで使われるmoderation service実装 |
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bigsky |
公式relay実装 |
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palomar |
公式検索サーバ実装 |
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