文中の語彙および係り受け解析を用いて与えられた日本語文章の難易度を推定する。 劉・内田 (2012) では語彙および2つの文節の係り受け距離を用いた難易度推定が提案され、評価実験では72.2%という精度を出している。しかし、特定レベルの教材での判定精度が46.7%にとどまっており、原因として構文解析器の精度の低さが指摘されているため、CaboCha, KNP, EDA, J.DepP などの精度を事前に比較調査する。 また、一文あたりの平均単語数および総単語数中の各レベルの単語数を元にした難易度判定式で 79% の精度を出している川村・北村 (2013) の手法も取り入れる。
現在、日本語学習の教材の作成には金銭的・時間的なコストがかかるため、十分な量の教材が用意されていない。