Seeed Fusion XIAO Keyboard Contestのページに
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とあるので書いています。
- Round-Robin Matrixを使うことでSeeedの想像を超えた一体型キーボードを作る
- 格子配列しか作ってこなかったのでColumn-Staggeredで親指クラスタがあるエルゴノミック配列に挑戦する
- 見た目買いされるようなかわいらしい外形
- 見た目買いされるように激しく光る
- Swirlパターンがきれいに光るようにLEDは横一列が繋がるように配線する
- PCBAしやすいように片面実装
PCBA無料とのことだったのでいつものガーバーファイルに加えて以下のファイルを用意しました。
- パーツのリファレンスと数量が書かれたBOMファイル
- パーツの位置が書かれたposファイル
- シルクとパーツの向きの対応を書いた画像ファイル
- Fabレイヤーを出力したPDFファイル
- 「1枚無料の実装テスト」でLEDの点灯を確認してもらうためにテスト手順を書いたファイル(英語)
- テスト用UF2ファイル
ファイル | KiCADのPCBエディタからの出力方法 |
---|---|
BOM | ファイル>製造用出力>部品表 |
POS | ファイル>製造用出力>部品配置ファイル |
Fabレイヤー | ファイル>プロット, Fabレイヤーのみを選択して「Edge.Cutsをすべてのレイヤーにプロット」をONにして出力フォーマットをPDFにして「プロット」 |
自分が作ったフットプリントにはFabレイヤーを全く描いていなかったのでちゃんと描きました。
SK6812MINI-E互換品がSeeedのOPLになく, LCSCでも在庫切れだったのでAliexpressのアドレスを書いて提出しました。
ログインしてからPCB製造の見積もり入力画面を開くとPCBA用ファイルのアップロード欄があるのでアップロードします。
実装枚数は2枚を選択しました。OPLにない部品が含まれていたため自動見積もりでは済まず, 約1日後に見積もりが確定しました。その額なんと 500ドル !
SK6812MINI-E×200個に100ドルかかってました。額が額なのでPCBA無料対象外になりそうだと思いながらSeeedに連絡するとやはり高すぎるとのことで, 基板の無料製造+XIAOの送付ということになりました。 再度基板の製造のみの見積もりを取るのですが, PCBA依頼時と同じPCBパラメータでいいとのことだったので, ありがたくENIGを指定しました。初ENIGです。
製造には約1週間かかりました。PCBAの見積もりでは3週間になっていたので基板製造のみのほうが早く届いて結果的に良かったかもしれません。
OCSでの配送を指定しましたが, 荷物の受け入れから発送までに3日かかるなど, 合計で7日間かかりました。5ドルの差なら今後はDHLを使うかな… DHLはDHLで自社配送の場合土日のラストワンマイル配送が無いので遅くなるかもしれませんが。
大きな柄を入れていなかったですが, リファレンス番号などの印字から判断するとシルクはカスレもムラもなく綺麗です。
基板表面についても大きな傷もレジストをマジックで塗った跡もなく綺麗です。
5枚発注したうち4枚の側面がヤスリのようにギザギザしているのが気になりました。いずれにせよ指を切らないように角を落とすためにヤスリをかけるので問題ありません。
HASLの輝度哀楽でははんだ不良があったり後日接触不良になることがありましたが, ENIGのこちらは格段にはんだづけ不良が少なく, 現時点で接触不良も発生していません。(まだ2日目ですが…)
製造コストがHASLの倍ほどになりますが, 今後輝度哀楽シリーズを発注するときはENIGにしようと思います。
- Yを近づけるとNが遠くなって使いにくい
- 最上行は当初計画にはなかったが, 手を開いて載せたときの自然さから上から3行を使っており, 最下行を使っていない。キー数が多いのは正義。
GBしてPCBA依頼して地獄のはんだづけ(LEDだけで648端子)をすることなく入手できるようにできたらいいなと思っています。
Seeed Fusion XIAO Keyboard Contest
10月11日まで!今からでも間に合う!異常なキーボードでなければ無料で2枚PCBAして送ってもらえる!
正直なところ参加者が少ないほうが競争率が低くて僕にとってはいいです。XIAOのクッションホギィ