t_wada == 和田卓人さん
-
プログラマが知るべき97のこと
短めのエッセイが並んでいるので読みやすい,おすすめ
きのこ本 -
SQLアンチパターン
-
gihyo.jp テスト駆動開発講座
ニコニコ動画で20回全部見られる -
power-assert
- 大学から設計とプログラミング
- 大きなプロジェクトでリードプログラマ
- XPのコーチとして4人のアジャイルチームへ
- 講演, 執筆, OSSなど
- 流しのペアプロ業
t_wadaさんのおすすめエッセイ in きのこ本
"常にあなたの知識ポートフォリオに投資すること" (達人プログラマー)
最初の1冊は定番どころからで良い(定番)
本同士の時系列,関係性,立ち位置を考えて読む
例えば: 過去方向にたどる(ある本の参照書籍を読むなど)
-
読むモチベーションのため
-
本が書かれた背景を知りながら読む必要がある(時代遅れの記述があったりする)
-
脳の記憶
- 感覚記憶(0.5-2.0s)
- 短期記憶(15-30s)
- 長期記憶(不明): 容量はあるが検索効率などはよくない,ので
脳内インデックスをつくる- 反復練習
- 連想記憶をつくる
マイルストーンになるような本から始める
-
最近のマイルストーン本は?(質疑)
- 今は技術書冬の時代
- 技術書よりも企業の事例が技術を引っ張る時代
やりはじめると,できる&好きになる のループができる
とりあえずやりはじめることが大事
-
デールの円錐
2週間後に人はどのくらい覚えているのか- 読んだこと: 10%
- 見て聞いたこと: 50%
- 発話したこと: 70%
- 発話して実行したこと: 90%
-
アウトプットをするのが大事
- 読書会
- ブログを書く
- 喋る
- 教える
- 写経
-
Technology Radar
年に1, 2回,今の技術の紹介をしている.
技術の定着段階でマッピングされている.- ADOPT
- TRIAL
- ASSESS
- HOLD
-
英語の読み書き
到達できる情報量が圧倒的に変わる
言語を年に1つ学んでいくと,どんどん仕事では使わない言語になっていく.
使わない言語は学んでも身が入らず,インプットのみになりがち.
仕事ではない部分で,仕事では使えない技術を使って,自分の周りをハックしていく.
-
アウトプットをするとインプットがやってくる.
-
量は質に転化する
量によって質が磨かれる.- 実験: 陶芸を2グループ(質のみで評価, 量のみで評価)で
質の高い作品は量グループから出てきた.
- 実験: 陶芸を2グループ(質のみで評価, 量のみで評価)で
-
アウトプットのチャネル
- Twitter
フロー型なので注意 - blog, Qiita,..
- 雑誌記事
- 短距離走
- プロの目が入ってよい
- 書籍
- 長距離走
- 単著と共著は別の難しさ
- 講演
- ライブコーディング
技術者のアウトプットの究極 - GitHub
- Twitter
-
社内で技術的なアウトプットの場を持てるのはアドバンテージ
-
どうやってインプットを得るか(質疑)
ちょっと間違ったことを言うと反応を得られる
本人のHPの続く限り
信頼貯金の切り崩しであることには注意
劇薬なので社内で試すあたりから -
"情報発信,blog,発表,公開などは数学の未解決問題の証明ではなく,料理のようなもの"
(Jenkins のパパ 川口さん)
-
John Resig(jQuery作者)
週末に自分のプロダクト開発 -> 失敗 -> Write Code Every Dayルール:
- 毎日コードを書く
- 意味のあるコードを書く
- 深夜24時前に終わらせる
- 書いたコードをgithubで全てOSSにすること
なにが起こったか
- 必要最小限のコードへの集中
毎日書けるサイズでの設計 - プログラミングの習慣化
草を生やすのが目的ではない - 進んでいるという実感
- 週末の過ごし方
- (思考の)バックグラウンド処理
常にバックグラウンドで考える -> アイデアが降ってくるようになった - コンテクストスイッチ
スイッチの必要が必要なくなった - ワークライフバランス
- 周りからの理解
- どれだけコードを書いたか
-
住む場所を工夫する
始発駅の近くに住む(座れるように)
インプットもアウトプットもできる
自分ひとりの時間を意識的に,できればオフラインでつくる -
何をしていくか(質疑)
- 守破離: 型から入っていくのも大事
- 怠惰,傲慢,短気 にひっかかったところ
- 好きなところ
"一生プログラマーでいれるかどうかは,言い換えれば年下から学べるか否か" (Dan Kogaiさん)
-
過剰適合とタコツボ化
できる&好きになるループに囚われすぎるとよくない.
視点は広く持つ. -
ベンチマークとアンラーニング
- 定期的に自分のスキルを棚卸しする
- 積極的に外部に出て,自分のスキルを相対化する
- 使う道具を定期的に変える(少なくとも試す)
新しい考えや改良がなされているはず - 未知のコミュニティに参加する
- 若者から学ぶ
- 若者と同じ土俵で競う
-
技術は「振り子」
でも本当は 技術は「らせん」 -
ベテランのアドバンテージ
差分で見ることができる
前回なぜうまくいかなかったのか
今回何に気を付けなければいけないのか -
T字型ではなく,複数の柱を
柱がへし折られる瞬間はやってくる
振り子(らせん)の周期はものによって違うので,別の視点・別の寿命を持った分野に手を出していくとよい
枯れた柱も,キラキラした柱も両方 -
組織の時代から個人の時代へ
個が多く集まると何かが起こる- ロードマップ指向からエコシステム指向へ
(essaさんの記事)
"普通の人は'ロードマップ'の中では真ん中を進むべきで,'エコシステム'の中では真ん中を避けるべきだ"
- ロードマップ指向からエコシステム指向へ
-
技術的な要素だけでは勝敗,優劣は決まらない
- エコシステム
- 進化的な強さ
などを含めた総体で見る必要がある
嗅覚を研ぎすませていく
誇りあるプロになりましょう