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@yyano
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Google Workspace (無料利用)からの移行するために。その移行日記。

はじめに

無償版のGoogle Apps → 無償版 G Suite → Google Workspace(無償版)と都度都度サービス名称が変わってきたgoogleのスイートサービス、2022年5月1日から「有料の Google Workspace サブスクリプションにアップグレードする必要があります」(無料で使える期間は最長でも2022年7月1日頃まで)

(2022-01-23) これらのGoogleサービスを別のサービスに移行・切り替えしていく日記を綴っていこうと思います。

注意書き

  • Google Workspace(無償版)で使用しているサービスによって、移行できるもの・移行できないものがあります。 移行ができないものについては最小ライセンスで有料のGoogle Workspaceを使ったほうがいいかもしれません。
  • 作業費/人件費を抜きにしても、0円で別に移行することはできません。
  • 移行作業を進めながら記載しています。 そのため、書いた時点で良かったと思っても、使い始めたときにコレジャナイ可能性があります。

連絡先

2022-01-21

  • Google Workspace(無償版)が終了することを知る。
  • 最長2022年6月いっぱいまで無償で使えるらしいけど、移行・移動できるものから手当たりしだいに移行してしまおうと考えた。

domain:A について

  • メール受信用ドメイン。送信はほとんどしない(1週間に1通程度)
  • メールアドレスの数は多いけど、最終的なメールボックスは2つだった
  • 要件:domain:Aへ届いたすべてのメールは指定メールアドレスに届けばOK。

domain:A 調査前の印象

  • メールアカウント転送用。いろんなサービスのユーザーIDを「サービス名@domain:A」みたいな感じで使って、 メールアドレスがどこから流出したとか調べてた。サブドメイン(mail, mail01の2つがあり)を含むメールアドレスが結構ある。

domain:A の Google Workspace(無償版)

domain:Aでは、主にメール機能を使っていたようです。

利用機能の洗い出し

確実に使用していない機能を無効(オフ)にしていく

Google Adminから管理者アカウントで、使っていないだろうGoogleサービスを無効にしていって使っている機能を絞り込み

今後も使いたい機能

  • メール
    • キャッチオールメールアドレス
    • メールエイリアス
    • グループ(メーリングリスト)

メール機能の移行の検討。

メールを受信するだけならGoogle Domains

  • 一番安い、Google Domainsのメール転送機能。
    • Google domainに登録しているドメインなら、設定だけでメール転送できる
    • ドメイン名でのキャッチオールして転送可能。
    • メールアドレス単位で転送設定可能
  • 安さでいうなら、さくらインターネット:さくらのメールボックス メールボックス総容量10GB。
  • 安定稼働。ときどきメンテナンス時間が長いことある気がする。
  • でもメールのキャッチオールはできない。

各社レンタルサーバのメールボックス

  • 色々できる。契約しているレンタルサーバーがあれば、そちらを確認してみると、意外と機能豊富だったりします。
  • キャッチオールできるならそのレンタルサーバーでチャレンジしてみる。
    • キャッチオール機能、癖が強いので

メールサーバの契約

それぞれのメールサーバーにアカウント作成やメール転送設定する。

  • メール転送先が決まっていて、ドメイン宛のメールアドレスを転送したいときに便利。
  • Google DomainsにG suiteのMXが登録されている場合、DNS MXレコードの切り替えが必要。

さくらのメールボックス を契約 年1100円くらい。

  • メールアドレスとして、メールの受信・送信できるメールアカウント用に用意。
  • キャッチオール受信はできないので注意。

XREA 単月400円くらい。

  • 昔使っていたことを思い出して、value-domainに関連付けられていたアカウントを使用することに。
  • 基本無料でも使える、1つのサーバーを数百人で使用するためspam送信メールサーバに間違われやすく、 ここに作ったメールアカウントからメール送信するには、さらなるDNSのTXT,SPFなどの設定が必要になる。

DNSのmxレコードのTTLを600秒に設定

  • あんまり気にしてないけど、メールサーバを切り替える前に 今使っているサーバのDNS MXレコードのTTLを600秒くらいに設定しておくこと。

今日はここまで

domain:AはG Suite(無償)アカウントで、googleドライブやGCPを使って無くてよかった。

2022-01-22

  • DNSのMXレコード書き換え。

DNS

mxレコードを変更

  • MXレコードのTTLは600秒で

google workspaceに向けてあるmxレコードを各社のサービスへ変更する

  • さくらインターネット メールボックス サービス向け
    • Google Domainsでキャッチオール指定しておく
  • レンタルサーバ XREA向け
    • XREAでキャッチオール設定

イメージ

image

digraph G {
    subgraph cluster01 {
        label="domainA"
        "subdomain@" [label="@", shape=box];
        subdomainA  [label="subdomainA", shape=box];
        subdomainB  [label="subdomainB", shape=box];
    }

    sakura [label="さくらのメールボックス", shape=box];
    XREA [label="レンタルサーバ:XREA"];

    "subdomain@" -> "Google Domains" [label="catchall"];
    "subdomain@" -> sakura [label="by name"];
    subdomainA -> XREA [label="catchall"];
    subdomainB -> XREA [label="catchall"];
    "Google Domains" -> sakura [label="transfer"];
    XREA -> sakura [label="transfer"];
}

設定後、半日くらい様子見。

  • domain:Aのアドレスを含むメールアドレスの到着状況を観察する。
  • 通常の正常メールが予想以上にspam判定されてる。

2022-01-23

  • メールアドレスを使用している外部アカウントの様子見

(余談) Amazon.co.jp

  • メールサーバを切り替えるついでにAmazonで使用してるメールアカウントを切り替えることにした。
  • 新メールアドレスでAmazonアカウントを使ってなければ、かんたんにメールアドレスは切り替えられる。
  • 新メールアドレスでAmazonとの取引(購入やFBA出品)があると、切り替え設定時に警告でてくる

様子見

問題がなければ、このままdomain:AのGoogle Workspace(無償版)は終了させても大丈夫そう。

ここまでのまとめ。

  • Google Workspace(無償版)が使えるうちにメールサーバーの切り替えを進めたほうがよさそう。終了間際にドタバタするのが目に見える。
  • DNSでMXレコードを別メールサーバーに向けることで、Google Workspaceに残っている過去のメールをゆっくりバックアップ(新メールアドレスへ転送?)できる

手順(2022-01-23での想定)

通常のメールサーバの切り替えの方法とあんまりかわらない感じでした。

  1. 移行する前の準備としてGoogle Workspaceに向けてるDNSのMXレコードのTTLを600とか、普通より短い数字に設定。
  2. 新しいメールサーバを用意、対応するアカウント作る
  3. 新しいメールサーバへのログインができるようにクライアントソフトを設定
  4. dnsのmxレコードを新しいメールサーバへ向ける。
  5. しばらく(1週間くらい)様子見。

明日は、また別のドメインのGoogle Workspace(無償版)の移行にチャレンジ予定

2022-01-26

  • domain:AのをGoogle Workspace(無償版)からメールサーバを別サーバに向けて数日たったので、変更先のメールサーバーについて評価。
  • domain:BについてのGoogle Workspace(無償版)の利用状況調査。
  • その他、調べていてわかったことなど。

Google Workspace(無償版)の名称について

  • 現状使用しているGoogle Workspace(無償版)の名称についてよくわからなかったので調べてみたところ、Google Workspace (G Suite legacyライセンス)っていう区分になるらしい。

レンタルサーバー(XREA)のキャッチオール設定

  • キャッチオール設定(default@subdomainA.dmain:A)でGmailに転送。
  • 想像以上にspam分類されてしまうので、当たり外れがあるレンタルサーバーのメールサービスかもしれない。

Google Workspaceにある既存メールをexport

お好きな方法でexportする。Google データ エクスポートが使えるならエクスポート機能でexportしましょう。 ただ、GoogleDriveが有効になっていない場合、Google データ エクスポートが使えないことがあるので別の方式(メールクライアントで受信)で。

getmail

  • Linuxなどのshell上で使える、他のメールサーバからメール受信するコマンドgetmailが便利でした。
  • getmailについてはArchLinuxの説明ページが日本語で解説されているのでわかりやすいです。
  • getmailコマンドの1回の実行で250通ずつメールがダウンロードされてnewに受信メールが保存されていきます。

getmailの~/.getmail/xxxxx.getmail 例

[retriever]
type = SimplePOP3SSLRetriever
server = pop.gmail.com
username = user9999@example.net
port = 995
password = xxxxxxxxxxxxx
# パスワードは2段階認証設定後のアプリパスワードを指定

[destination]
type = Maildir
path = /home/getmail/user9999@example.net/
# 保存先はお好みの場所

[options]
read_all = false

実行するときはgetmail --rcfile xxxxx.getmail

domain:Aのライセンス解約

2008/07/12から使用していたGoogle Apps/G SuiteのサブスクリプションG Suite legacyライセンスを削除して、domain:Aの移行完了。 Googleサービス、ありがとうございました。

domain:BについてのGoogle Workspace(無償版)の利用状況調査

  • アカウント7件くらい
  • GoogleDriveを使用していた形跡がある
  • エイリアスとしてdomain:C がセカンダリドメインに登録あり

明日以降に順次対応していく予定

2022-05-17

個人利用・非営利目的なら継続利用できるようになるようです。

継続利用の選び方

順次展開されているようなので、表示されていない場合はしばらく待ちましょう。

待てないよっていう場合は下記のリンクで表示させることができるようです。 https://admin.google.com/?action_id=SE_SELF_TRANSITION (要:ログイン済みであること)

雑感

2021年から移行作業して、いくつかgsuiteを閉鎖しましたが、ちょっと早まったことしたというお気持ち。 ただ、今回の「個人利用・非営利目的なら継続利用」は情状酌量で執行猶予のようなものだと思われますので、 業務・営利活動で使ってる場合は素直に上位プランへのアップグレードをおすすめします。

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