このスプリントでは、すべての新しいリポジトリに独自のデフォルトブランチ名を設定するための新しいオプションを導入しました。
詳細は以下の新機能一覧をご覧ください。
- Pipelinesイメージの案内
- 複数のレポジトリのトリガーをサポートします
- macOS 10.14 (Mojave)イメージの更新について
- GitHubのdraft pull requestsでもパイプラインを実行しません
Stakeholderライセンスのユーザーは、これまで作業項目の状態を変更することができました。しかし、カンバンボードに行くと、ワークアイテムをある列から別の列に移動できませんでした。移動させる代わりに、ステークホルダーはワークアイテムを1つずつ開いて、状態値を更新しなければなりませんでした。これは長い間、お客様の悩みの種でしたが、今回のスプリントでは、ステークホルダーがボードの列をまたいでワークアイテムを移動できるようにするプライベートプレビューを発表できることを嬉しく思います。プライベートプレビューへの参加に興味のある方は、Organization名(例:dev.azure.com/{organization})を直接メールでお知らせください。
Azure Reposで、Gitのデフォルトブランチ名のカスタマイズができるようになりました。リポジトリの設定で、リポジトリの初期化時に使用する任意のふさわしいブランチ名の選択ができます。Azure Reposは、既存のリポジトリのデフォルトブランチ名の変更もサポートしています。詳細はManage branchesをご覧ください。
注意
この機能を有効にしないと、リポジトリはAzure Reposのデフォルト名で初期化されます。現在のデフォルトはmasterです。包括的な言語に対するMicrosoftのコミットメントと顧客の要望に敬意を表して、業界の仲間と一緒にこのデフォルトをmainに変更します。この変更は今年の夏の後半に行われる予定です。masterを使い続けたい場合は、今すぐこの機能をオンにしてmasterに設定してください。
注意
私たちは、Azure Pipelinesのエクスペリエンスを向上させるために常に努力しています。windows/linux/macイメージのアップデートの詳細については、ここをチェックしてください。
1つのYAMLファイルで複数のリポジトリを指定し、いずれかのリポジトリが更新されたタイミングでパイプラインの呼び出しが可能になりました。この機能は、たとえば、以下のような場合に便利です。
- 異なるリポジトリからツールやライブラリを参照して使用している。ツールやライブラリが更新されるたびにアプリケーションのテストを実行したい。
- アプリケーションコードとは別のリポジトリにYAMLファイルを保管している。アプリケーションリポジトリにアップデートがプッシュされるたびにパイプラインをトリガーしたい。
今回のアップデートで、マルチレポジトリのトリガーはAzure ReposのGitリポジトリでのみ動作するようになりました。GitHubやBitBucketのリポジトリリソースでは動作しません。
ここでは、パイプラインで複数のリポジトリリソースを定義し、それらすべてにトリガーを設定する方法を示す例を示します。
trigger:
- main
resources:
repositories:
- repository: tools
type: git
name: MyProject/tools
ref: main
trigger:
branches:
include:
- main
- release
このサンプルにおいて、以下の条件に一致する、なんらかの変更が行われると、パイプラインが実行されます。
main
ブランチはYAMLファイルが含まれる自分自身の
レポジトリです。tools
レポジトリに含まれるmain
およびrelease
ブランチが対象です。
詳細はMultiple repositories in your pipelineを読んでください。
今後数週間で、macOS 10.14 (Mojave) イメージ上のnode.jsのバージョンを6から8にアップデートします。引き続きnode.jsバージョン6を使用する必要がある場合は、node.jsツールのインストーラータスクを使用することを検討してください。必要な場合はここを読んでください。
これらの変更に加えて、macOS 10.14イメージは仮想環境レポに追加され、毎週ではなく毎月ツールアップデートの対象となります。
Azure Reposでdraft pull requestを作成した場合、ブランチポリシーで設定されたPRバリデーションパイプラインが実行されません。draft pull requestは、ドラフトであり歌め、バリデーションを自動的に実行するべきではない、と考えています。このユースケースはAzure Reposで動作していましたが、GitHubのリポジトリでは同じ動作をしていませんでした。
今回の変更では、GitHubリポジトリでも一貫したエクスペリエンスを実現します。GitHubでdraft pull requestを作成した場合、ターゲットブランチに対してpull requestのトリガーを設定しても、パイプラインは自動的に開始されません。draft pull requestでの変更を検証するために、手動でpull requestのrefを指すパイプラインが開始できます。
注意事項
ここで議論されている機能は今後二~三週にわたって順次展開されます。
これらの新機能を読んだ後、次のリンクからぜひご自身でAzure DevOpsサービスを体験してみてください。
これらの機能についてどう思っているかお聞きしたいと思います。 フィードバックメニューを使用して問題を報告するか、提案を提出してください。
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Aaron Hallberg