デフォルトのリポジトリブランチ設定に加えて、ブランチ名が指定されていない場合、プロジェクトがOrgレベルの設定をデフォルトとする設定を追加しました。
詳細は以下の新機能一覧をご覧ください。
数回前のスプリントでこの機能をプライベートプレビューとしてリリースしました。フィードバックを受けてバグを修正した後、現在はすべてのOrganizationで利用できるようになっています。pull requestは多くの場合、複数の作業項目を参照します。pull requestを作成したり更新したりするときに、そのうちのいくつかをクローズして、いくつかを解決して、残りをオープンにしておきたい場合があります。下の図に示すようなコメントを使用して、そのようなことができるようになりました。詳細はドキュメントを参照してください。
ご要望が多かったため、タスクボードの子カードと親カードどちらにも親フィールドを追加できるようになりました。
新しいリポジトリの初期ブランチ名をorganizationレベルで設定できるようになりました。プロジェクトが初期ブランチ名を選択していない場合、このorganizationレベルの設定が使用されます。organization設定やプロジェクト設定で初期ブランチ名を指定しなかった場合、新しいリポジトリはAzure DevOpsで定義されたデフォルトのものが使用されます。
このリリースでは、pull requestのコメントを読み書きするための新しいOAuthスコープが追加されました。ボットや自動化のためにコメントとのやりとりだけが必要な場合、このスコープだけ許可したPATの作成ができます。この処理により、オートメーションにバグがあったり、トークンが漏洩していた場合でも、被害が及ぶ範囲を減らすことができます。
顧客のpull requestのプロセスは様々です。あるケースでは、PRのドラフトでバリデーションビルドを実行したいと考えています。また、PRのドラフトで並列ジョブを消費して無駄にしたくない場合もあります。
この機能は、GitHubのdraft pull request用のYAML構文内のpr triggerにdraftsを追加します。この機能を使うと、PR
のdraft
をビルドのキューに入れたいかどうかを選択できるようになります。デフォルトのオプションは、現在のGitHub PRと同様にtrue(ビルドをキューに入れる)です。この変更はOAuth接続とGitHubApp接続の両方で動作します。
pr:
autoCancel: boolean # indicates whether additional pushes to a PR should cancel in-progress runs for the same PR. Defaults to true
branches:
include: [ string ] # branch names which will trigger a build
exclude: [ string ] # branch names which will not
paths:
include: [ string ] # file paths which must match to trigger a build
exclude: [ string ] # file paths which will not trigger a build
drafts: boolean # whether to build draft PRs
この機能はGitHubのPRのみに適用されます。ブランチポリシーでPRの検証が設定されているAzure Reposでの動作に変更はありません。Azure Repos内のドラフトPRは、Azure Pipelinesによって検証されません。
注意事項
ここで議論されている機能は今後二~三週にわたって順次展開されます。
これらの新機能を読んだ後、次のリンクからぜひご自身でAzure DevOpsサービスを体験してみてください。
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Vijay Machiraju