OpenDolphinの確定日はカルテを保存した日(実際には時分秒も記録)である。したがって医学的なイベントが起きた日とは必ずしも一致しない。例えば次のケースを考える。
- 9日の午前0時前に医学的なイベントが発生し、カルテの作成を開始する
- 0時を過ぎてカルテを保存する
医学イベント発生-->カルテ作成開始-->午前0時-->カルテ保存
この場合、
- イベントの発生日は 9日
- 確定日は 10日
となる。この時間差は意味があると考えておりシステム上変更はできない。
それはカルテは文書であり、書いて行くうちに当初の考えが変化する可能性があるし、あいまいであったものはまとまるからである。 システム的には保存した時点をカルテの有効開始日として管理し、それを表示上確定日としている。
このカルテが 11日になって変更された場合、
元のカルテの有効期間: 開始日(10日)---終了日(11日)
改訂版カルテの有効期間: 開始日(10日)---更新日(11日)---継続中
としている。
改訂版の開始日=元版の開始日であり、途中で更新されてもカルテとしての有効開始日は変わらないで存在している。
何らかの事由によりイベントの発生日とカルテの保存日が大きくずれた場合、そのことをカルテに記載する必要がある。
ただしレセプトへの記載は実際に処置を行った日、今の例でいえば9日にできる。特に月変わりの時など、経営上その方が望ましい場合があることを考慮している。