セキュリティキャンプにL1 暗号化通信ゼミ講師として参加していました. しばらくキャンプ関連の記事は書いていなかったのですが, 久々のオフライン開催の後ということもあり, とりあえず書いてみようかなと思う次第です.
プロトコルコースを含めL1全体の方針は同じくL1講師をされていた @tex2e さんの参加記( https://tex2e.github.io/blog/misc/seccamp2023 )によくまとめられているので, この記事ではその点を端折ったプリミティブコース側の視点をメインとしています. なのでこちらも合わせて読んでいただけますとより一層「L1ゼミというゼミは何をやっていたのか」を理解いただけるのではないでしょうか.
私達の担当したL1ゼミは2コースに分かれており, 私は特にプリミティブコースという極めて理論に近いコースを担当させていただきました. その目標設定は大目標である当該論文の全体理解 + 読み進める・実装する上での小目標をその都度, という形で実施しました. また, 小目標のステップを可能な限り小さくとり, それによって漸進的に進めることを考えました.
そもそも来年私が講師として呼ばれる保証がない, ということを念頭に置いてください. セキュリティ・キャンプの講師は基本一年単位なのです.