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@hamakn
Created June 29, 2024 16:23
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DIE with ZERO

DIE with ZERO

まとめの概要

  • DIE with ZERO のまとめ
  • 「読んだけど忘れた」を避けることを目的とする

まえがき

  • アリとキリギリスの話、キリギリスは飢え死にする。しかしアリはどうなったのか?アリはいつ遊ぶのか?それがこの本のテーマ
  • 経済的に豊かになるだけでなく、人生を豊かにするための方法を考える

ルール1:「今しかできないこと」に投資する

  • 今しかできないことに、惜しみなく金を使え
  • 金のために人生を犠牲にすべきではない、仕事や物質の奴隷になってはいけない <= 「Your Money on Your Life」という本
  • 人生は経験の合計

実践しよう

  • 人生で何を経験したいのかを真剣に考えよう
  • どれぐらいの回数、それを味わいたいだろうか?
  • 些細なものでも壮大なものでもいい。タダでも高価でも、チャリティでも快楽主義的なものでもかまわない
  • とにかく、有意義で思い出に残るものという観点から、一度きりの人生で本当に何がしたいのかを考えてみよう

ルール2:一刻も早く経験に金を使う

  • 「残念だが、この旅はもっと若いときにすべきだった」とならないように
  • あなたが誰であるかは、経験の合計によって決まる
  • 最後に残るのは、結局思い出だけ
  • キリギリスはもう少し節約すべきだし、アリはもう少し今を楽しむべき。この本の目的はそのバランスを見つけること
  • 経験の記憶には配当がある。自分で回想、人に話す、など

経験のポイント化

  • ある年の経験をポイント化して(マイナスはない)グラフ化する
  • その経験の配当もポイントとして以降の年にプラスする
  • 自分にとってのさまざまな経験の価値を比較できるようになる

実践しよう

  • あなたが望む経験のうち、今日、今月、今年中に投資できるものはないだろうか。腰が重いと感じたら「今」それをしないことのリスクを考えてみよう
  • 一緒に経験したい誰かのことを思い浮かべてみよう。今その経験をすることで、この人たちと共にどれだけの記憶の配当が得られるかを想像してみよう

ルール3:ゼロで死ぬ

  • 稼いだ金を使わずに死んでしまえば、人生の貴重な時間を無駄に働いて過ごしたことになる
  • (だから)生きているうちに金を使い切ること、つまり「ゼロで死ぬ」を目指す
  • 仕事に情熱を捧げる人であっても同様(仕事の時間を増やしたり、スキルを上げることに金を使ってゼロで死ぬとよい)
  • (統計的に)人々は自分の資産を使い始めるのが非常に遅い
    • 資産額が多い人々(退職時に50万ドル以上)は、20年後または死亡するまでにその11.8%しか使わない
  • 老後の医療費を貯めるために、人生の貴重な数年間を犠牲にしてまで働くのか?
    • 医療費などのリスクを取りたくない人は、介護保険などの保険に入るとよい

実践しよう

  • まだ「ゼロで死ぬ」という考えに心が動かない人は、その心理的な抵抗がどこから来るのかを考えてみよう

ルール4:人生最後の日を意識する

  • 保険会社が提供している寿命計算機を使ってみる => 長生きしそう、と出たw
  • 長寿リスクに備える金融商品は「長寿年金」(毎年購入額の4%以上の支払いを得られるはず)
    • (とはいえ)長寿年金を買うべきだと言っているのではない。ここで言いたいのは、死ぬ前に資産が尽きないようにして、生きているうちに金を使い切る方法はあるということ
    • 自分でリスク許容度を考えて備える。闇雲な恐怖にかられて備えるのではない(恐怖の奴隷として何年も働き続けなければならなくなる)
  • 富を最大化するのではなく、人生の喜びを最大化する
  • 死のカウントダウンアプリを使う(Final Countdown)。真剣に考えられるようになる

実践しよう

  • 死ぬ前に資金が尽きてしまうことが不安なら、生きている限り一定の収入が保証される、長寿年金などの金融商品に目を向けてみよう

ルール5:子どもには死ぬ「前」に与える

  • (「ゼロで死ね」は、)子どもたちに与えるべき金を取り分けた後の、残りの「自分のための金」を生きているうちにうまく使い切るべきだと主張している
  • そもそも子どもたちのためには、あなたが死ぬ「前」に財産を与えるべきだ
    • なぜ死ぬ時まで待つ必要があるのか?大切な子どもたちが受け取った財産を最大限に活用できるタイミングを考えてあげるべきだ
    • たいていの場合、相続のタイミングが遅すぎて、相続人は値打ちのある金の使い方ができない(相続の平均年齢は60歳前後)
    • 多くの人がそうしていないのは、1.意図的ではなく無自覚に生きているから 2.医療費などでまだ足りないのではという恐怖があるから(=> 4章のように長寿リスクに備える金融商品がある)
  • 親が財産を分け与えるのは、子どもが25~36歳のときが最善(筆者の主観およびSNSのアンケートより)
    • 譲り受けた財産から価値や喜びを引き出す能力は、年齢とともに低下する(一方、未成年が資産をきちんと管理するのは難しい)
  • 子どもとの時間について
    • 「金を稼ぐこと」と「大切な人との経験」をトレードオフの関係として定量的に捉え、自分の時間を最適化する
    • 高齢になると子どもとやりたいことができなくなる(例: スキー)
    • 同じように、n歳の子どもと過ごす時間を先送りすることはできない(成長してしまうから)

実践しよう

  • 自分が生きている間に、子どもに財産を与えることを考えよう。何歳のときに、どれくらいの額を与えるべきか、配偶者はパートナーとよく話し合おう。必要だと判断したら、すぐにでも行動に移そう
  • 財産分与や寄付については、事前に専門家にも相談しよう

ルール6:年齢に合わせて「金、健康、時間」を最適化する

  • 今しかできない経験(価値のあるものだけ)への支出と、将来のための貯蓄の適切なバランスを取る
    • 若い頃は給料が上がっていくから、節約するのではなく、借りるぐらいでちょうどいい
    • 貯蓄に回し過ぎてはいけない(若い頃に収入の20%を貯蓄するなんてバカげている)
    • 無駄金を使ってもいけない(例: 自分の耳では聞き分けられない高性能のステレオシステム、味の違いのわからない高級レストラン、値打ちのないただ高いもの)
  • 金から価値を引き出す能力は、年齢とともに低下する。(なので)能力が高いときにたくさんの金を使うことは理にかなっている
  • 原則「経験から価値を引き出しやすい年代に、貯蓄をおさえて金を多めに使う」
  • 健康は重要なので、投資する
  • 中年期は金で時間を買う(家事サービスなど)

実践しよう

  • 現在の自分の健康状態について考えよう。将来、体力が衰えたときには難しい、今しかできない経験にはどうようなものがあるだろうか?
  • 今後の人生の経験を向上させられるような健康を改善する方法を具体的に1つ思い浮かべてみよう
  • 健康のために食生活を改善する方法を学ぼう。「Eat to Live」がおすすめ
    • 日本語訳 スーパー免疫力レシピ: 100歳まで病気にならない食の習慣(あんまレビューは芳しくないが)
  • 体を動かす機会を増やそう
  • 時間不足で経験する機会を逃しているなら、金で時間を買う具体的な方法を今すぐ検討してみよう(洗濯や掃除のサービスなど)

ルール7:やりたいことの「賞味期限」を意識する

  • どんな経験でも、いつか自分にとって人生最後のタイミングがやってくる(例: 子どもと一緒に見たい好きな映画から、子供が卒業する)
    • わたしたちが思っているほど先延ばしできない経験は多い(例: 高校生活、子どもとの時間)
    • 後悔につながる
  • 死ぬ前に後悔すること(by 5つの後悔)
    1. 勇気を出して、もっと自分に忠実に生きればよかった
    2. 働きすぎなければよかった(男性では1位)
    • 一方子育てを後悔する人はいなかった
  • 人は終わりを意識すると、その時間を最大限に活用しようとする意欲が高まる(例: 滞在期間が決まっている旅行だと色々やる的な)
  • (そのため)人生を5または10年ごとに区切り、人生で実現したい経験(活動やイベント)を書き出しその区切りに入れていく「タイムバスケット」というツールで人生の各段階の有限さを意識しやすくなる
    • リストを作成する時点では金のことは気にしない(重要)(金についてはルール8で扱う)

実践しよう

  • 今後何をしたいかをタイムラインに並べてみよう
  • 子どもがいる人は、子どもが成長して次の段階に移るまでに一緒に何をしたいかを考えてみよう。今後1,2年のあいだに子どもたちとしたいことは何だろうか?

ルール8:45~60際に資産を取り崩し始める

  • ゼロで死ぬために、資産を切り崩し始めるタイミングを見極める(例: 筆者が45歳の誕生日パーティを盛大にやった話 / 50歳では遅かった)
    • 資産のピークは金額ではなく時期で決める(人によって必要な金額は違うため。また金額を目標にすると老後資金を必要以上に増やそうとしてしまうため)
  • 老後にどれぐらいの資産を最低限用意するか
    • 毎年の生活費 x 残りの年数 x 0.7程度を勧めている(資産の利回りが期待できるため / 当然株式・債券等での運用を前提としている。全く運用しないなら係数は1.0)
  • 何歳で資産を減らし始めるか
    • あなたの健康状態に関係している。生物学的年齢が指標になり、高い人ほど資産を早く取り崩すべき(長生きしないのだから)
    • 収入が多い人も早く取り崩すべき(必要な金額が早く集まるから)
    • サンプルを取ると、たいてい45~60歳になった
    • これまで一般的に推奨されてきたものよりも、はるかに早い段階から資産を取り崩すべきだということだ
  • 資産を切り崩し始める≠リタイアする。リタイアしなくてもいい。収入分も使わないといけないが
  • 老後のために過度に貯蓄しない(=> ルール3)
  • 健康への投資も忘れずに(例: スポーツジムに通う、パーソナルトレーナーを雇う)
  • 特に資産がピークに近づいているときに、タイムバケット(=> ルール7)を見直す
    • 膨大な自由時間で何をするかについて漠然としたイメージしかないと、目的もなく毎日を過ごしたり、再び働きたくなる(帰属意識や達成感が得られる)
    • 「自由時間が増えたときに、自分はいったい何がしたいのか」をよく考える(例: ブランクがあるが再び没頭したい趣味、再び親しく付き合いたい古い友人、新しく学びたいスキル、参加したいクラブ、思い切った挑戦)

実践しよう

  • 老後生活の予定地の物価を考慮して、1年間の生活費を計算しよう
  • 医師の診断を受け、生物学的年齢と予想寿命を確認しよう
  • 健康状態から判断して、今後、体力の低下によって好きな活動から得られる楽しみが減り始める年齢を予想してみよう。それによって好きな活動はどのような影響を受けるか考えてみよう

ルール9:大胆にリスクを取る

  • 年齢が若いうちはリスクを取れる、取るべき(非対称リスク。大胆な行動を取らない方がリスクとなる)
    • リスクを簡単に取れる時期を活かす。今リスクを取れないならいつ取れるのか?
  • 逆に50代ならリスクを取るのは賢明とは言えない(例: 筆者がオートバイや飛行機の操縦レッスンを止めた話。家族持ちが取るリスクではない)(夢を追い求めることは無意味ではないが)
  • 大胆に行動するための3つのポイント
    1. 人生の早い段階が良い
    2. 行動を取らないことへのリスクを過小評価すべきでない / 行動しないことでどのような影響が生じるかをよく考える
    3. 「リスクの大きさ」と「不安」を区別する / リスクを取った際の最悪のシナリオを考える。保険をかける。想像したほど悪くはないかも
  • 若くない人でも大胆になるべきとき: 苦労して稼いだ金をいつ使うかを判断するとき(=> ルール8)

実践しよう

  • リスクが少ないにもかかわらず、逃しているチャンスがないかを確認しよう
  • あなたを行動から妨げている「恐れ」に目を向けよう。それは合理的なものだろうか、それとも非合理的なものだろうか。不合理な恐れを、夢や目標の障害にしないようにしよう
  • 人生では、目の前に常に選択肢がある。あなたの選択には、あなたの価値観が反映されている。日々の選択に意識的になろう。より良い人生を生きるために、賢明な選択をしていこう

あとがき

  • 挑戦しよう。人生を最大限に充実させ、たった一度の人生を価値あるものにしよう
  • 人生で一番大切なのは、思い出をつくることだ
  • さあ、今すぐに始めよう。先延ばしする理由などないのだから
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