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ボードゲーム『恐慌論』は資本主義経済がなぜ周期的に恐慌を引き起こすのかを学ぶ為のボードゲームです。 | |
日本のバブル景気からの恐慌、アメリカのドットコムバブル、住宅金融バブルからの恐慌…時と場所を超えてなぜバブルは始まり、破綻し、恐慌に至るのでしょうか?近代資本主義社会においてバブル経済と恐慌は必ず周期的に訪れるもの、ある意味日常的なことですが、はたしてそれはどうしてなのでしょうか?景気循環は自然現象なのでしょうか? | |
多くの経済学派が様々な景気循環理論を提唱しましたが、私は日本の宇野経済学派とオーストリア学派という左右両派の主張に興味をいだき、両学派の主張について考える為のボードゲームを作りました。 | |
なぜこのような題材をボードゲームで表現したかというと、ボードゲーム内での現象は人間行為の相互作用のみから産まれたものであり、自然界の法則によって起こった「自然現象」ではないということが明白であるため、経済恐慌を人間が引き起こした経済現象と認識しつつ、その原因について考えることが出来るからです。 | |
実際にあの「モノポリー」も初めは土地の独占を批判するために20世紀初頭の資本主義と経済恐慌が世界に波及した時代に作られたボードゲームなのです。 |