アルザス地方 | |
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自然要因 | ①冷涼から温和な大陸性気候 ②ヴォージュ山脈が雨混じりの偏西風からぶどう畑を保護し、夏は晴れが多く、秋は乾燥する ③優良な畑は東、東南向きの急斜面に位置する ④平地の畑は霜害のリスクがあり、優良ではない ⑤土壌は多様性に富み、ワインに影響を与えている ⑥小さな畑をたくさん持ち、様々な品種を植えているため、収穫期には人手問題に直面する。 |
影響 対応 |
①ワインの酸味が高く保持される ②ブドウの糖度が非常に高くなる ②病害のリスクが少ない ②有機栽培やバイオダイナミクス農法が広く行われている ②乾燥した年には渇水が問題になることもある。 ②遅積みが可能で、辛口から半甘口のヴァンダンジュ・タルディヴ(VT)、甘口のセレクシオン・ドゥ・グラン・ノーブル(SGN)のスタイルが生産可能 ③放射熱を受けやすいように高さは低く、列は日照を最大限に受けられる向きに仕立てられ、収穫は手積み。 ④春の霜害を最低限にするために高く仕立てられる。 |
ワインの特徴 | ・大半のワインは単一品種ブドウで作られる。ブレンドワインは、低価格でエデルツヴィカーやジョンティと記載される。 ・VT、SGNのスタイルを除き、最良のワインは伝統的に辛口だが、近年は甘めに造られるワインが特にグラン・クリュレベルのもので増えている。 ・アロマティック品種が多く、100年以上も使っているオークの大きな旧樽で発酵する。内側には酒石の厚い層があり、オークの木質がワインに影響を与えることはない。 リースリング【貴品種】※最も広く栽培されている 最良のものはミディアムからフルボディで辛口、アルコールは中程度で酸味が高く、柑橘類や有核果実の香り。石や鋼鉄のような強い風味を伴うことが多い。 現在では多くのワインが多少の残留糖分を持つように造られている。 (ドイツのリースリングの方が花の風味を強く持つ) ゲヴュルツトラミネール【貴品種】 ライチ、薔薇、甘く焼けたスパイスの香り。コクがありオイリーな滑らかさを持ち、フルボディになる傾向。酸味は低い〜中程度で、アルコールは高い。果皮はうっすらと淡いピンク ピノ・グリ【貴品種】 アルコールの高いフルボディのワインになる。ゲヴュルツトラミネールに似た色になるが、より酸味が高く、香りも弱くなる。口当たりは濃厚、新鮮な果実やドライフルーツ、蜂蜜のような豊かで強くはっきりした風味 ミュスカ【貴品種】 最良のワインはミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン種から造られ、非常にアロマティックで、オレンジの花、薔薇、ブドウの風味。ライト〜ミディアムボディ。酸味は低い〜中程度 ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン種は結実不良が起きやすく腐敗病にかかりやすく、香りは弱くなるがより安定した収量をもたらすミュスカ・オトネル種の方がより広く栽培されてている |
Created
April 22, 2023 14:37
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