- 作
@voluntas
- バージョン
0.1.0
- url
ポジションは ビジネス寄りのサーバ系開発者 で WebRTC Conference Japan で 2 セッション喋ってきたのでまとめておく。
- 資料
WebRTC でサービスをする際に必要になる可能性の高い、 シグナリングサーバや TURN/STUN サーバについて実装者側からお話をするという内容。
シグナリングは簡単に説明して、ほとんどの時間を STUN と TURN の動作について話をした。
趣味で WebRTC をいじっていたりする間は知らなくてもいいかもしれないが、実際にサービスを提供している場合はトラブルシューティングが付きものだ。
特に WebRTC の場合はブラウザ事に実装が違う、ガンガン仕様が変わるといった方針もあるためトラブルを前提に考えていく必要がある。 そのためには最低限プロトコル部分を把握する必要があると考えており、そのための解説。
困ったときに調べるでは時間がかかりすぎるので、キーワードやイメージを持って帰って貰うのが目的。なんとなくイメージがあるだけで調べるときの効率は全然違う。
WebRTC のプロトコルは組み合わせだが、 TURN/STUN のプロトコルに対する日本語解説が少ないということもあり、せっかくの機会なのでまとめておいた。
TURN/STUN を実装して、実際に動いていることもあり、間違いはそんなに無いと思う。 仕様を知っているのと実装しているのでは、はまりどころや落としどころでの感覚が全然違う。
実装してないと、動作の不安なところなどまでは気づけない。
技術/上級というラベルに甘えて、「興味ないヤツは聞くな」スタンスで発表した。聞いている人にごますりは一切せず、知らないならあとでググれくらいの勢い。
少し早口になったが 44 分くらいで無事終了。最初に簡単な絵で説明して、後は Gist をだらだら解説という感じ。
身振り手振りは多かった気がする。特に詰まる事無くいつも通りの発表ができた。
評判はよくわからないが、招待していただいたメンバーからは評判良かったようなので良しとする。
時雨堂の一員としてこんな変な会社があるんだよというアピールはできたように思う。
商用の TURN/STUN サーバを開発してる。あまり売れるものだとは思っていないが、 OSS では不安なかたどうぞどうぞ。
統計や監視、後はとにかく落ちにくいような設計にして開発していく予定。もちろんフルスクラッチで書いているのでカスタマイズも自由に可能。
1 サーバ 300 万円/年です。興味ある方、アーリーアダプターとして一緒にやっていきたい方、ご連絡お待ちしてます。
contact at shiguredo.jp
WebRTC の専門家、 JavaScript の専門家に混じってサーバ側の人として参加。
いろいろな WebRTC を使ったサービスやアイデアに対してそれぞれの視点から意見を言うというパネルディスカッション。
WebRTC を持ち上げるのでは無く、技術的な観点から現実的な話をすることにした。
特にホビーというよりビジネス観点で、どうやったら利益を生み出せるのかという話を中心に。
話をしたことをまとめる
- MistCDN の Mist Technologies のような会社がもっと出てきて欲しい
- 日本国内の攻めてる会社があまりないのが残念、ステルスモードなのだけかも知れないが
- クライアントサイドはこれからもっと広がっていく
- IE / Safari あたりも追従してくるとみてるので、出てきた頃にやり始めたのでは遅い
- サーバサイドは WebRTC スタックを実装しないと話にならない
- ORTC ではサーバサイドも用意するらしくこれは魅力
- 結局会議と言っているが、録画もできない、大人数だとマシンが熱くなる時点でだめ
- 既存の会議システムと比較することが失礼なレベル
- 日本は WebRTC で後れを取っている
- クライアントサイドはいつでもレッドオーシャン
- 簡単に使えるのが一番良いので、レッドオーシャンで問題ない
- サーバサイドはまだブルーオーシャン
- MistCDN もコアはサーバサイドと開発者の方が言っていた
WebRTC は P2P 型を生かすパターンと、動画や音声を JS から気軽に扱えるパターンの二つに分かれていると考えている。
これらの融合もいいがとりあえずはどちらかに絞るべき。前者は色々大変ダト思うのでまずは後者をまずうまく使って、既存のビジネスを置き換えていくのが良いと思っている。