Skip to content

Instantly share code, notes, and snippets.

@voluntas
Last active March 20, 2024 14:25
  • Star 2 You must be signed in to star a gist
  • Fork 0 You must be signed in to fork a gist
Star You must be signed in to star a gist
Save voluntas/ef9b064e5832a784e0b5e654fee832a8 to your computer and use it in GitHub Desktop.
時雨堂 Sora Cloud 開発ログ

時雨堂 Sora Cloud 開発ログ

日時

2024-03-20

時雨堂

バージョン

2024.2

URL

https://sora-cloud.shiguredo.jp/

depth

1

概要

Sora Cloud は時雨堂が開発/販売する WebRTC SFU Sora のクラウド版です。

転送量での課金ではなく、帯域と同時接続数で課金を行います。

CPaaS (Communications Platform as a Service) ではありません。

モチベーション

ほとんどの WebRTC 系のサービスは転送量や利用時間での課金です。 ただ WebRTC が活躍する場では転送量や利用時間を気にせず利用したいという場面の用途もあります。

そこで Sora Cloud は転送量や利用時間での課金ではなく同時接続数と帯域幅での課金を提供します。

ターゲット

  • パッケージ製品を構築、運用したくない
  • 利用時間や転送量を気にして使いたくない
  • 4K 30fps 低遅延高画質で複数拠点にを転送量を気にせず配信したい
  • 遠隔操作のため 1080p 30fps x 3 の低遅延高画質を転送量を気にせず配信したい
  • XR で 720p の映像とデータを転送量を気にせず利用したい
  • 音声のみで 50 人、接続時間を気にせず利用したい

サービススケジュール

  • 2024 年 3 月 8 日に Sora 2023.2.5 をデプロイ
  • 2024 年 3 月 6 日に Sora 2023.2.4 をデプロイ
  • 2024 年 2 月 20 日にウェブフック再送信をデプロイ
  • 2024 年 2 月 8 日に Sora 2023.2.3 をデプロイ
  • 2024 年 1 月 31 日にログ検索アルファ版をデプロイ
  • 2024 年 1 月 4 日に Sora 2023.2.2 をデプロイ
  • 2023 年 12 月 20 日に Sora 2023.2.0 をデプロイ
  • 2023 年 10 月 22 日に Sora 2023.1.3 をデプロイ
  • 2023 年 9 月 22 日に Hisui Cloud アルファ版を提供開始
  • 2023 年 8 月 10 日に Sora 2023.1.2 をデプロイ
  • 2023 年 7 月 14 日に Sora 2023.1.1 をデプロイ
  • 2023 年 7 月 3 日に Sora 2023.1.0 をデプロイ
  • 2023 年 4 月 10 日にシグナリング URL を統一
  • 2022 年 12 月 1 日に正式サービスを提供開始
  • 2022 年 11 月 30 日に正式提供受付を開始
  • 2022 年 11 月 25 日に正式サービスサイト公開
  • 2022 年 9 月末にアーリーアクセス提供終了
  • 2022 年 6 月にアーリーアクセス提供開始

詳細は以下からご確認ください。

https://doc.sora-cloud.shiguredo.app/changes

料金比較

2023 年 7 月時点で 1 ドル 140 円として計算

100 Mbps を 30 日間利用し続けると ... 32.4 TB です。

AWS は egress の転送料金が $0.089/GB

月 32.4 TB 使うと 403,704 円

GCP は egress の転送料金が $0.12/GB

月 32.4 TB 使うと 544,320 円

Azure は egress の転送料金が $0.082/GB

月 32.4 TB 使うと 371,952 円

CPaaS

CPaaS などはこの転送量だけでは利益が出せないため、 転送量に利用料が加算されます。 そのため最低でも料金がクラウドの 2 倍以上の金額となります。

1 番料金が安い Azure を利用している場合でも、 CPaaS の料金が転送量にかかる料金を 2 倍とした値の場合、月に 807,408 円となります。

Sora Cloud を利用した場合、月の料金は 50,000 円ですみます。

利用料金

  • 転送量での課金なし
  • 最大帯域と最大同時接続数での課金
  • 無料プランなし
    • トライアル期間を 1 週間提供

基本料金

  • 1 ヶ月単位での契約
  • 5,000 円/月

追加料金

  • +10 同時接続で 15,000 円/月
  • +100 Mbps で 30,000 円/月

追加料金例

  • 10 同時接続単位で 30,000 円を追加請求します
  • 100 Mbps 単位で 15,000 円を追加請求します

料金表

基本料金

5,000 円/月

+10 同時接続追加料金

+15,000 円/月

+100 Mbps 帯域追加料金

+30,000 円/月

例えば 50 接続、200 Mbps を利用した場合は 140,000 円となります。

内訳は以下の通りです。

5,000 + 15,000 x 5 + 30,000 * 2 = 140,000

0 同時接続 かつ 0 Mbps の場合は基本料金のみの ¥ 5,000 となります。

100 同時接続または 500 Mbps 以上利用したい

10000 同時接続、20 Gbps 程度まではご相談可能です。

契約

  • 最初は請求書ベースでの振り込み
  • 将来的にはクレジットカードへの対応

利用例

4K 30 fps 15Mbps の映像を 18 拠点に配信する

18 接続 * 15 Mbps = 270 Mbps

4 拠点を双方向で 4K 30 fps 15 Mbps で 24/365 繋ぐ

4 接続 x 4 ストリーム * 15 Mbps = 240 Mbps

6 拠点を双方向で 1080p 30fps 5Mbps で 24/365 繋ぐ

6 接続 x 6 ストリーム * 5 Mbps = 180 Mbps

遠隔操作で 1080p 60fps 10Mbps を 3 画面分配信/受信する

6 接続 * 10 Mbps = 60 Mbps

プロジェクト

1 契約で複数のプロジェクトを作成することが可能です。 プロジェクト毎にプロジェクト ID と API キーは異なります。

開発環境、本番環境や、全く別の案件で利用する事なども可能です。

認証

最低限の認証が必要です

Sora Cloud は接続に必ず access_token を必要とします。 access_token は JWT (HS256) で生成されたトークンである必要があります。

Sora Cloud が提供する API Key を利用して JWT を生成してください。 JWT 生成 API も提供します。

録画

録画機能は追加料金なしで利用可能です

お客様が用意した S3 または S3 互換のオブジェクトストレージに録画ファイルをアップロードを行います。 録画機能を使うために追加費用を払ったりする必要はありません。

対応しているオブジェクトストレージ

  • AWS S3
  • GCP GCS
  • Linode Object Storage
  • Vultr Object storage
  • DigitalOcean Spaces
  • Cloudflare R2
  • MinIO

録画合成

録画合成機能は追加料金なしで利用可能です

Sora で録画した映像を合成して 1 つの映像ファイルにする機能です。

これは時雨堂が公開している OSS である Hisui を利用しています。

優先処理オプション

優先的に合成を利用するための優先処理オプションを提供予定です。

サポート

チケットシステムでのサポートが提供されます。

無料トライアル

1 週間程度の無料トライアルを用意します。

最大同時接続数

最大 5000 同時接続程度まではご相談可能です。

最大利用帯域

最大 20 Gbps 程度まではご相談可能です。

個人で利用したい場合

個人向けは提供していません。 Sora Labo をご利用ください。

サービス稼働保証

SLA 99 %

2023 年は計画メンテナンスは一切行いませんでした。

2022 年 12 月リリースから 2023 年 12 月までの 1 年間で計画メンテナンスは、 2022 年 12 月 27 日に行ったハードウェア入れ替えのための 3 時間のみです。

環境

  • 冗長構成
    • デフォルトで 3 台以上でクラスターを組んで提供します
  • 最新の安定版 Sora の利用します

Sora バージョンアップ

最新の正式版 Sora がリリースされた場合でも特に何も変更しなくて良いです。

利用可能な機能

  • JWT を利用した認証機能
  • API キーを利用した認証機能
  • 署名付きウェブフック

WebRTC SFU Sora の機能

  • 音声ビットレートの指定
  • 映像コーデックの指定
  • 映像ビットレートの指定
  • Sora メッセージング機能
  • 署名付き Sora 認証ウェブフック
  • 署名付き Sora セッションウェブフック
  • 署名付き Sora イベントウェブフック
  • 署名付き Sora Cloud ウェブフック
  • 録画機能
    • 自前の S3 または S3 互換オブジェクトストレージへの録画関連ファイルのアップロード
  • Sora API
    • 認証には API キーを利用
    • 一部提供しない API あり

Sora の設定

Sora を高ビットレートで運用するための設定やチューニングを行います

  • マルチストリームのみ利用可能
  • サイマルキャストは利用可能
  • スポットライトは利用可能
  • メッセージのみ機能は利用可能

利用でできない機能

  • シングルストリーム機能
    • "multistream": false は利用できません
    • "multistream": truesendonlyrecvonly をご利用ください
  • マルチストリームビットレートシェアリング機能
    • ビットレートの分割を行いません。マルチストリーム利用時に全員に高ビットレートで配信します

将来的に提供予定のクラウド版

  • Suzu を利用した音声解析機能
  • Kohaku を利用した可視化機能
Sign up for free to join this conversation on GitHub. Already have an account? Sign in to comment