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@vyv03354
vyv03354 / gist:fa60598c53e98d3e724b15344c0ebe72
Last active May 1, 2024 14:15
(ZF⁻)−3 のモデルについて

『キューネン 数学基礎論講義』の置換公理 のページの内容について質問があります。 「万有集合をもつモデルは基礎の公理 (A2) をみたさない」というのは本当でしょうか?

$A$$0$を除くすべての要素は$0$を要素に持つので、

  • $x=0$の場合:$∃y∈A(y∈_\mathfrak{A}x)$が成り立たないのでよい。
  • $x≠0$の場合:$y$として$0$を取れば$0∈_\mathfrak{A}x∧¬∃z∈A(z∈_\mathfrak{A}x∧z∈_\mathfrak{A}0)$が成り立つのでよい。

となって、A2が$\mathfrak{A}$で成り立っているように見えます。内包公理があると万有集合から万有集合のみを要素に持つ集合が作れてしまうのでだめですが、内包公理がないので問題ないはずです。