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時雨堂コトハジメ

時雨堂コトハジメ

更新:2017-02-11
作者:@voluntas
バージョン:5.3.0
URL:https://voluntas.github.io/

概要

定期的に更新している

時雨堂という会社を 2013 年の春に作った、どんな会社なのかを書いていく。

方針

ファウンダー(株式 100% 保有)である自分 (@voluntas) がやりたいようにやる会社である。

自社製品を開発して儲けて、社員に還元する会社でありたいと考えている。

売却も、上場も狙っていないし、野望も特になかったが秋葉原に自社ビルを持つというのが当面の野望になった。

規模

会社規模は正社員が最大 10 名と決めている。

人数が多くなると売り上げは上げられるかも知れないが、色々なことに弊害が出てくる

一番気にしているのは 情報共有のコストが高くなる 事だ。

これは回避ができない。10 人であれば全員に対してギリギリ透明性を保つことができる。

少ない人数で、高い利益率、高い収益を上げる。これを目指していればぶれることはない。

雇用

社員の雇用についてざっくりと書き出してみた。

基本的には @voluntas が実際に経験して良かった事を反映している。

雇用形態:正社員のみ
勤務地:東京都台東区台東2-10-2 竹田ビル4F
勤務時間:10:00 - 13:00、14:00 ~ 17:00 (6 時間労働)
休日:完全週休 2 日、祝日、夏休み(2 日)、年末年始(3 日)
有給休暇:試用期間終了時に 20 日支給、毎年 20 日支給
給料日:当月分を翌月 10 日に支給。休日に当たるときは前倒し
給与:正社員全員同一額
評価:評価制度なし
昇給:会社の業績により判断。保証なし
交通費:1 ヶ月あたり最大 3 万円が上限
賞与:会社の業績により判断。4 月末と 10 月末に支給。最低保証なし
法定福利厚生:社会保険、厚生年金、労働保険、雇用保険
退職金:退職金制度あり
勤怠:Google ドライブのフォーム機能から出勤/退勤を申請
健康診断:年 1 回人間ドックへ。
副業:業務に支障が無い範囲であれば可
遠隔勤務:条件付き採用

新入社員やインターンをを採用したことがないので、その辺の決まりはまだまだ。

昇給

創業から 4 年目にて、元々予定していた給与まで引き上げを行った。今後は給与を増やす予定はない。 ただし国の状況が変わる、例えば消費税増税などがあれば引き上げを検討する。

賞与

実績のみを掲載

  • 第 1 期の実績は約 100 万円 (半年)
  • 第 2 期の実績は約 200 万円
  • 第 3 期の実績は約 400 万円
  • 第 4 期の実績は 0 円

第 4 期は自社製品の開発に集中したため、賞与はなし。

ケガの補償

企業共済なら月々2000円のあんしん財団

会社負担で、役員と正社員全員が入ってる

業務中、業務外 24 時間いつでも保証の対象になる。

がん保険

がん保険はセコム損保|自由診療保険メディコム

会社負担で、役員と正社員全員が入ってる

昇給

消費税が 5 % から 8% になったタイミングで、10% 昇給した。

退職金

中小企業退職金共済事業本部 トップページ

退職金より、基本的にすぐに還元した方が良いというスタンスだったが、社員にとってデメリットがほとんど無いため、導入。

規則

時雨堂はできたばかりの会社ということもあって規則は少ない。 少しずつ「困ったとき」のために規則は作り始めている。

以下は時雨堂の規則例だ。

  • 裁量労働では無く 10:00 ~ 17:00 の定時労働制
  • 昼休みは 13:00 ~ 14:00 の 1 時間
  • 22:00 時以降の残業は振休が出る
  • 有給は正社員初年度から 20 日間付与する
  • 1 時間までの遅刻は減給対象としない (11:00 まで)
  • 1 時間までの早退は減給対象としない (16:00 から)

遅刻/早退に関しては 11:00 - 16:00 が常態化することを想定しているわけではなく、何か理由がある場合を想定している。

ルールを厳しくするのは簡単だ。だからこそできるだけゆるくルールを作っていきたい。 上にも書いたが、ルールは「判断に困ったとき確認するため」にあると考えている。

社員から会社を守るルールはできる限り作りたくない。

今後もできる限り規則を作らない方針だ。

1 日 6 時間制

集中して作業をして少し早い時間に帰宅できる会社にしたいと考えていた。

そこで、 3 期 (2014-10 ~) から 6 時間労働制を導入した。

給与などは一切変更せず、就業時間を 10:00 ~ 18:00 から 10:00 ~ 17:00 に変更する。

それに伴い早退も 16:00 から可能とする。

  • 1 時間までの早退は減給対象としない (16:00 から)

集中して作業した後に何かを作業することは難しくそれであれば、後は帰るだけだ。

もちろん、会社に残って勉強したり、雑談したりするのは構わない。

育児

この文章については男性社員に許可を取っている

男性社員に子供が生まれた。社員は育児休暇も検討したが、普通に働くという判断をしたため、それに伴い何ルールを策定した。 社内で共有されているルールを引っ張ってきた。

- 子どもが誕生してから1歳になるまでの間、育児のためにオフィスに出社することが難しい場合は、在宅などの遠隔勤務でも可とします。(基本は通常どおり出社をお願いします。)
- 子どもが誕生してから1歳になるまでの間、育児のために通常時間での勤務が難しい場合は、10-17時に相応する6時間の労働時間を確保さえすれば、勤務の開始時間や終了時間を問わないこととします。
    - ただし、オフィスに出社する場合、極端に夜遅い退社や極端に朝早い出社などは不可とし、常識の範囲で調整をお願いします。
- 遠隔勤務とする場合、あるいは勤務時間をずらす場合は、Slack で事前に(当日の朝で可)社内のメンバーへ共有してください。総務宛てに都度メールをする必要はありません。
- 子どもの通院や突発的な看病などで休みを取る必要がある場合は、通常通り有給休暇を申請してください。
  - 万一有給休暇を使いきった場合、育児/介護休業法で定める「子の看護休暇」を1年あたり5日間(※小学校就学前の子ども一人につき)付与します。ただし、この場合は無給です。(欠勤などペナルティの対象にはなりません。)また、「子の看護休暇」の翌年への持ち越しはできません。
- 上記のルールについて、子どもが1歳になった以降も適用が必要な場合は、話し合いの上、1歳になった日の翌日から最長で半年間の延長が認められるものとします。
- 上記のルール適用期間も、給与や賞与について他の従業員と差異はありません。

台風や大雪時の出社/帰宅

上司の判断などを待つのは無駄

台風や大雪で出社または帰宅がが困難になりそうだと 個々で 判断し、出社を遅らせたり、帰宅を早める。または自宅勤務、当日に有給にして良い。

その場合はチャットにて連絡するだけで良い。

クレジットカード

希望する正社員には会社のクレジットカードを渡している。会社名義で社員の名前が入ったカードだ。

ただしクレジットカードを使用する場合は場合、事後でも事前でもいいが報告は必須としている。

社内環境

時雨堂を支える環境 を読んで貰うのが早い

とにかく、居心地のいい環境を考えてみている。といってもあまりこだわったポイントは少ない。

  • 液晶はとにかく大きいモノを
  • 作業机はとにかく大きめなモノを
  • PC は必要最低限で、必要になったら高性能なモノを
  • 椅子は 10 万円程度までで、座りやすいモノを。

おそらく時雨堂で一番の強みは時雨食堂と呼ばれる週 1 回の自社のキッチンで作られる食事だろう。

これは健康を考えて総務または社員が作っている。 参加は強制では無いが、今のところ皆参加してくれている。

食堂はできる限り続けていきたい。

常に働きやすい環境を検討し続けていく必要がある。

書籍購入補助

会社で買った本を 自分のもの にする制度。年間 2 万円まで。

電子書籍は法人で買えない場合が多いので基本的にはそのため。

また、仕事で使ったけどプライベートでもという場合もあるだろうとのことから。

食堂

健康重視で作って貰っている。社内で共有されている食堂のルールを引っ張ってきた。

  • 「元気に働くためには食が大切」という考えのもと、なるべく健康に良いメニューとし、味や豪華さは二の次とします。
  • 食堂は役員・社員どうしのコミュニケーションを生み、ランチミーティングの場にもなるため、全額「会議費」として会社の経費で運営します。
  • 時雨食堂で食べることは任意です。決して強制ではありません。メニューや健康状態に合わせて決めてください。

時雨堂を支える食堂 メニューはこちらから

デリバリーランチ

週 1 日は社内でデリバリーを取ってご飯を食べる事にしている。

  • 社内で食べる
  • 費用は会社が負担
  • 一人 1500 円以内
  • 拒否権あり
  • 社内の 2/3 以上の社員が出社していて、参加する事が条件

時雨食堂で会社でご飯を食べると、その後色々話をする時間がとれるのは良いなと思っていたのでやってみることにした。

ベーカリー

2 期の終わり頃にホームベーカリーを会社で購入した。

IHホームベーカリー(やきたて)|GX GRANDX|タイガー魔法瓶

総務の判断で焼いて貰っている。

ヌードルメーカー

3 期の終わり頃にヌードルメーカーを会社で購入した。

ヌードルメーカー Noodle Maker 自動製麺機 | フィリップスキッチン

たこ焼き器

3 期の終わり頃に電気たこ焼器を会社で購入した。

開発環境

時雨堂を支える技術 を読んで貰うのが早い

PC は皆ノート PCを使用している。外部ディスプレイ + ノート PC で統一している。

性能の良い PC が必要になれば何かしら検討するが、一応自社サーバがあるのでそちらを使う事で負荷は解消できると考えている。

実際に MBA から MBP に切り替わった社員が出た。これは完全に MBA では性能が足りないという現実があったからだ。

ただし、Docker などの仮想環境をローカルに作る事がメインになる事を考えると、ある程度性能が出るマシンが必要になるのかも知れない。

いま会社で主に使われているのは言語を並べてみると ...

  • Erlang/OTP
  • JavaScript
  • Python
  • OCaml
  • Lua
  • Swift
    • iOS SDK 向け
  • Kotlin (予定)
    • Android SDK 向け

上記の言語が主に使われている。 適材適所で言語を選んだ結果、その辺には無い言語が選択されているのかもしれない。

ただ Erlang/OTP はネットワークサーバを開発するにはとても合うし、Lua は組み込み言語としてはとても小さくて向いている、 OCaml はソースコードチェッカーを開発するには合う言語だと考えている。クロスコンパイルを前提として様々な環境で気軽に動かせる Golang も使い始めている。Web ベースの管理画面を作るためには JavaScript は必須だ。

また、開発に必要なサービスはできる限り外部の者を使うようにしている。 自社で立てるとメンテナンスコストなどが高くなると判断しているからだ。

  • GitHub
  • Trello
  • CircleCI
  • Slack
  • Google Apps
  • AWS
  • Qiita:Team
  • Digital Ocean
    • Vultr に移動中
  • さくら VPS
  • さくら クラウド
  • Vultr

上記のサービスを使っている。何か新しいサービスができたら積極的に触ることにしている。 今あるサービス(ツール)に満足せず色々なモノを触って意見を言い合うのはとても良い事からだ。

また、自動化は積極的に取り入れるようにしている。 少ない人数で開発している場合自動化をする事はとても大きなメリットだからである。

時雨堂ではお手伝いするときは GitHub や Trello を使って頂く事を前提とさせて頂いている。 また最近では CircleCI を時雨堂で契約し使って貰う事にしている。

効率の良い開発を知って貰う事でお互いスムーズに開発できるようになるし、 また一緒に仕事したとき、理解も早いからだ。

評価

評価制度の無い評価制度 を読んで貰うのが早い

時雨堂に評価制度は無い、正社員の給与は全員同じ。

総務もプログラマもテスターも全員同じ給与。面談も無ければ、査定も無い。

賞与評価も無い。半年毎の利益で会社が必要な分を残して、あとは人数で割る。

例えば社員が 4 人で、会社に必要な分を引いて残った利益が 100 万だったら一人 25 万円。それだけ。

もちろん、正社員が 10 名以下という少ない人数だからできていると思っている。 ただ、この評価システムは個人的には気に入っている。

正直自分では皆の評価が難しい。細かく仕事を見ているわけでもないし、 何を頑張ったかを評価する時間がもったいない。

であれば、社員は最大限に努力すると判断してしまうのが早い。

自分が頑張った分は直接的に賞与に繁栄されるような仕組みを取りたいと思っていた。

ただ、この評価は不満もいくつか生む、例えば「自分は他の人より頑張った」と思った場合だ。 この場合でも残念ながら今の評価制度だと「平等」が適応されるため、残念ながら報われない。

その場合は、転職をオススメする事にしようと考えている。実力主義の会社は沢山ある。 さらに、時雨堂よりも給与が高い会社は沢山ある。

そちらの方が良い結果が出せる場合は時雨堂を卒業し、次のステップに進むのが良いと考えている。

時雨堂は皆で稼いで皆で山分けシステムだ。

裏方だろうがなんだろうが関係ない。皆が頑張ったのだ。

役職

時雨堂には役職が存在しない。正社員は全員同一で管理職とかは無い。

人数が少なければ問題ないと考えている。今のところ困ったことは無い。

人材

時雨堂を支える採用 を読んで貰うのが早い

基本的には「仕事であれば何でもやる」という人材が集まったと思っている。

技術的な好き嫌いはあると思うが、それはそれと割り切ってくれる人材が集まった。

もちろん、この 何でもやる は残念な仕事を取らないということが前提となっている。

あと食べ物の好き嫌いが皆、基本的に無い。

また、技術者であれば「できる限り技術者として稼いでいきたい人」を採用している。

小さなチームにマネージャーは基本不要だと考えているからだ。 ただし、技術者でもリソース管理や情報共有などのスキルはとても重要視している。

コードが書けるだけではだめだ。チームを作ったとき周りを生かせる人材である事はとても大事だ。

教育

残念ながら教育といった教育を行ってはいない。 ただ「勉強時間」を仕事の中でできる限り取れるようにしたいと考えている。

たとえば製品のテストを追加したり、製品で使用しているライブラリのアップデートを行う、などだ。

また、一人が案件で新しい技術を使った場合は、別の案件でもその技術を採用できないか検討する。

例えばある案件で検索サーバを使ったで検索機能を追加した人がいた場合は、 別案件で別の人が同じような構成での機能を追加できるように話を持っていく事がある。

こうすることで技術の共有ができる。 最初に導入した側も変わっていく技術に「追いついていく」必要が出てくる。

本来なら色々時間を取れればいいのだが、残念ながら零細企業のため常に実践となってしまっている。

その中でもチームで仕事できるような仕組みを作っていきたい。

方針

三本の柱をでっち上げてみた。

  • 継続的開発
  • 継続的試験
  • 積極的更新

技術系の社員には継続的に何かを開発していくという経験をさせていきたい。 継続的に開発していくというのはとても難しい、技術的にも難しいがビジネス的にも難しい。

この難しいことを継続的にやっていけば、人はいつまででも伸びると考えている。

英語教室

週 1 での英語教室を講師を呼んで社内でお願いしている。内容は話し合いながらゆっくりすすめている。参加は希望者のみ。

それぞれのペースに合わせた内容を合計 1 時間でお願いしている。

仕事

仕事は主にネットワークサーバの開発を行っている。

できない仕事を受けないというのも重要で、デザインやフロントエンドの仕事は受けないことにしている。

自社製品は複数開発中だが、まだまだ受託でご飯を食べているし、当面は受託だろう。

自社サービスは自社製品を体験してもらうということで、基本無償で利益は考えないで提供している。

世の中の隙間を狙って必要とされる製品を作っていきたい。

それが世の中に必要とされているネットワークサーバだったりするのが目標だ。

自社製品中心へ

4 期

会社に現金がある程度たまったので、4 期目からは受託開発を減らし自社製品の開発に投資することにした。 そのため、売り上げが大幅に減るため賞与は出せないだろうし、仕事は激務になる。負担は今までよりずっと増える。

ありがたいことに、技術相談の仕事をいくつか頂いているので、給与分は稼げそうだが、 自社製品が売れない限り賞与出せないということだ。

ちなみに、完全に受託をやめているわけではないので、気軽に相談を頂ければ。

もともと時雨堂は自社製品で食べていくのが目的であった。 そのため外からのお仕事をしつつ、お金を会社に貯め込むというのを目的に受託開発を中心に仕事を受けていた。

そろそろお金も貯まったので、方針を転換することにした。

どれだけ続けられるかわからないが、続けられる間はこの方針で続けていくつもりである。

自社製品を軸に

5 期から

4 期に自社製品の開発に集中したおかげで、かなり自社製品の軸となる WebRTC SFU Sora が形となった。

この製品を軸に、 WebRTC 関連の仕事を中心に会社の安定化を図っていく。

分担

経営的分担

オーナーで経営者なのだが、経営関連作業は全て総務に任せている。

自分の仕事は「決める事」と「利益を出す事」の二つだけだ。

あとは、他の技術者と同じ立ち位置で仕事をしている。

雑務が好きなのであれば自分でやった方が経営している感じがあって良いかも知れないが、 できる限り全ての雑務は専門の方に任せてしまった方が良い。

そうすることで現場に居続ける経営者でいることができる。

総務にお願いしているのは「出費を減らす事」と「職場を良い環境にする事」だけだ。 分担をする以上は信頼が全てだと思っている。

何でもかんでも自分でやらず、任せられるところは任せていく。

また、労務や税理、法務は全てアウトソーシングしている。 自分でやるよりは専門家に任せた方が良いとの判断からだ。

実際起業自体も全て任せた、稼いで良い会社を作っていくことだけに集中できると判断したからだ。

技術的分担

技術者の中でも分担制を敷いている。 基本的にプログラマーとテスターと呼ばれる人材で分かれる。

プログラマーはフロントからインフラまで案件に関わる全ての作業を行う。

テスターは特定の案件に属することはあまりせず、自社製品の検証を行う。

後ろにテスターがいる安心感を知っているので、このような構成になっている。

テスターは案件がないかぎり、何をやっていても良い。

人数

時雨堂は人数は最大でも正社員 10 名と決めている。それ以上になると全体を一人でみわたせなくなってしまうからだ。

もし、人数が増やしたい場合と感じたときは「会社をもう一つ作る」という考えにしている。 時雨堂という文化を守るには 10 名が限界だと考えている。

そして時雨堂の文化が絶対だとも思っていない。働き方や環境には色々なパターンがあっても良いと思っている。

様々な文化の会社が協力し合いながら仕事をしていく環境というのはとても良い環境ではないだろうか。

営業

時雨堂は営業を採用しない。

時雨堂が扱いたい道具は技術者が欲する製品であると考えているからだ。

技術が分からない営業が売りに行っても売れる製品を作る予定はない。

開発に関わっている技術者 が説明する説得力はとても効果がある。

時雨堂が作る製品は技術者が対象で、技術者に売り込みたい製品でありたい。

時雨堂の評価制度は一般的な営業を生かす評価制度では無い。 むしろどんなに売り上げを上げても売り上げは分割されてしまうからだ。

経営

あまり経営といった事をやっていないのだが、心がけていることがいくつかある。

  • 無借金経営
  • 社員の損になる事をしない
  • 次に繋がる仕事をする
  • 病的なまでの透明性

とにかくこの業界は借金する必要が無いのが良いところだ。PC とインターネットだけあれば用が足りる。 かかる費用は人件費だけ。つまり固定費だけで変動費はほとんど無い。 月額決まった売り上げを上げればなんとかなると考えている。

会社の利益になるからと社員の利益を無視することだけはやらないようにしている。一人でできない事をやるために会社というカタチをとったにもかかわらず、できる限り社員に損をさせることがあってはならない。

やっつけ仕事をせず、一つ一つ丁寧な仕事を心がけたいと考えている。一回だけの付き合いになるのかもしれないが、だからといって手を抜くのでは無く、「時雨堂品質」というイメージを持って貰えるようにしたい。 次も是非時雨堂で、と言って貰える仕事をしていきたい。

評価が無いため人事関連で隠す情報が無くなる。そのためほぼ全ての情報を共有することができる。会社への不満は「なにかよくわからない決定がある」事が原因になることが多いと考えている。お金が無ければお金が無いことを伝え、お金があればお金がある事を伝えれば良い。

毎月チャットベースで収支報告と貸借対照表が共有される。

自社製品

時雨堂を支える製品戦略 を読んでもらうのが早い

時雨堂は自社製品を開発し提供することで利益を生む会社を目指している。

パッケージ

メインはパッケージ製品。お客様にパッケージを提供し、お客様の環境で使って頂く。運用もお客様が行う。

時雨堂はパッケージ製品の品質、性能、機能の向上を継続的に行う。

すべてのパッケージはライセンス形式は年間使用料という形にする。次の年も使いたい場合は使用料を払って頂く方式。サポートやアップデート費用は無い。 年間使用中のアップデートやサポートは無償。

サービス

パッケージをサービスとして提供する。基本無料。もし有償で利用したい場合は見積もりを出すので言ってもらいたい。

自社パッケージを提供する場合フィードバックが直接得られにくいため、 自社で運用しノウハウを得つつ、フィードバックも直接得たいとの考えからだ。

赤字で問題ない。有償版によってサーバ代金がペイできたら十分というスタンス。

また基本無償サービスは広報の観点からもとても有用的だと考えている。 気軽に自社の製品を試して貰う事ができる環境があるのは、触ってもらえるハードルを下げることができる。

オープンソース

一部の製品をオープンソースで公開する事がある。これはいろいろな方面で自社製品に対しての距離を縮めるために公開している。

やはりクローズドソースのパッケージ製品はなんだかんだで試しにくいのが現状だ。ただオープンソースの場合は、中身も見えることから、どんなことをやっているかがわかるからだ。

戦略

時雨堂を支える戦略 を読んで貰うのが早い。

基本的には製品を作って売って儲けるという戦略だが、儲けるために製品を作るという方針ではない。

良い製品を作れば儲かるだろう という甘い考えの戦略である。

自分が作りたくない製品を作るというのはとてもモチベーションが下がるのでやりたくない。

イベント

歓迎会や忘年会など、よく業務後に行われる飲み会関連を会社として一切行わない。

もし行う場合は時雨食堂としてランチの時間を少し長めにとって行うことにする。

飲み会は行きたいメンバーで行けば良い。もし会社が行う場合は「業務中」に行うべきだと考えている。

例えば年末最終日に行った納会はその日は午後はお休みにして、ランチ時に納会を行った。

定期

  • 12 月最終営業日は 13:00 にて業務を終了し、その後は 希望者 のみで納会ランチ
  • 期初日の 10 月 1 日 には 13:00 からちょっといいところの食事処を予約し皆でランチ

社員旅行

  • 徳島県へ一泊二日で社員旅行へ。元々自分が一人で地方の IT 特区を視察という形で行く予定だった。
    • もちろん拒否権あり、強制は一切しない。
    • 役員と正社員の全員が参加した。
  • 石川県へ一泊二日で社員旅行へ。加賀屋に泊まってみたいという自分のワガママから。
    • もちろん拒否権あり、強制は一切しない。
    • 役員一名が体調不良により不参加。
    • 関連会社も参加した。

スポンサー

オープンソースに助けられて会社がまわっているにもかかわらず、自社のことで手一杯で貢献する時間が取れていない。そこで、よく使っているオープンソースのスポンサーをしてみることにした。

99s

期間:2014-08 ~ 2016-06 (現在は停止中)
URL:http://ninenines.eu/

Erlang/OTP の軽量な Web サーバフレームワークである Cowboy 等を開発している会社のスポンサーになってみた。

Cowboy は仕事で Erlang/OTP を書くとき常に使用していることもあり、お世話になりっぱなしなのにほとんど貢献できていなかった。

そこでスポンサーを名乗り出てみた。ロゴもありがたいことに大きく掲載して頂いている。

Erlang/OTP への理解がある会社というアピールする良い機会だと感じた。

ウェブサイト

現在の会社のサイトは Django でできている。 といってもたいした機能はない。お問い合わせフォームと簡単な記事を追加したいので、そうなっているだけだ。

もともとは index.html 単品だったのだが、製品も少しずつ増えてきた事もあり、index.html 1 枚からアップデートした。

デザイン

既存のサイトは ツキノワ株式会社 に依頼

URL:http://tsukinowa.jp

ロゴ、名刺、ウェブサイト、社印などのデザインはプロのデザイナーにお願いした。 とりあえず社名を決めてあとは丸投げ。いくつかデザインが出てきたのでそこから選んで決めた。

今のロゴはシンプルで、IT 企業に全く見えないロゴがとても気に入っている。

名刺の紙の種類まで指定されたのだが、紙まで選ぶデザインというこだわりはとても気に入った。

どら焼き

Google で「時雨堂」と打つと候補が「どら焼き」な事で有名な時雨堂のどら焼き。

これは、もともとは自分が Amazon ウィッシュリストを公開した際に、 贈り物を頂いた方にお礼として送ると総務が言って始まったのがきっかけである。

そこから一緒に仕事させて頂いた方や、お世話になっていることに送っている。

とても好評のようで、「どら焼き食べたい」という要望を貰ったりしている。

ちなみに私は最初まったく興味が無くて、かなり反応が良かったことに驚いている。

今後も、お世話になった方などにお送りしていきたい。

広報

時雨堂は広報を積極的に行う。

手段はウェブサイトの更新だったり、Gist などでの技術情報の公開などだ。

また、プレスリリースも新製品が出たり、大幅なアップデートがある場合は積極的に打っていく。

時雨堂にとっての広報活動は営業活動の一環でもある。 時雨堂は小さな会社なので誰も知らない。そのため、少しでも多くの人に知って貰う必要があるからだ。

ちなみに、会社のサイトでは 時雨通信 というちょっとした記事を載せたりしている。

遠隔勤務

限定的ではあるが必要があるのであれば遠隔勤務という選択肢を用意した。

ルールを決めるならシンプルな方がいいので、簡単にまとめてみた。

会社に行くのが難しい場合、会社に行くよりも効率が良いと判断する場合は遠隔勤務を可とする

  • 最大で 2 日連続で遠隔で作業を可とする
  • 勤務時間に変更はなし
  • 前日の業務時間中に連絡すること
    • 難しい場合は当日の朝までに連絡すること

遠隔勤務は組織にとっては効率が悪いという持論は変わらない。できるかぎり顔を合わせて仕事をした方が良いと考えている。常用遠隔勤務を採用することは無い。

宣伝

WebRTC 関連

色々な偶然が重なり合って、 NTT コミニュケーションズ様の WebRTC BaaS である SkyWay のバックエンドを Erlang/OTP を使って開発する機会を頂いた。

ニュース 2013年12月5日:ブラウザ間でリアルタイム通信を実現するWebRTCのプラットフォーム「SkyWay」の提供開始およびライブラリ・ソースコードの公開について | NTT Com 企業情報

ブラウザ間で動画や音声のリアルタイム通信を実現するWebRTCのバックエンドサービス「SkyWay」、開発者に無償提供。NTTコミュニケーションズ - Publickey

まだまだ日本では流行っていない技術ではあるが、この後も何かしら貢献していきたい。

映像や音声を複数の視聴者にリアルタイムで配信する WebRTC SFU「Sora」をリリース|時雨堂のプレスリリース

製品

WebRTC SFU Sora

フルスクラッチで開発している WebRTC SFU

URL:http://sora.shiguredo.jp

時雨堂 WebRTC SFU Sora 開発ログ

WebRTC SFU as a Service Anzu

WebRTC SFU as a Service

URL:https://anzu.shiguredo.jp

時雨堂 WebRTC SFU as a Service Anzu 開発ログ

WebRTC ゲートウェイ

WebRTC Gateway

URL:http://momo.shiguredo.jp

時雨堂 WebRTC Gateway Momo 開発ログ

Lua ソースコードチェッカー

URL:https://luli.shiguredo.jp

Lua のソースコードを静的解析を行いエラーを出力してくれるツール

参考

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